第633話 懐にいたうさぎ

「『白うさぎ』は謎で終わるの?」

  「因幡の?」

「そう!」

  「解けそうだよ」

「おっ」


・・・

謎は全て見えてしまう。

それが終わりの日だ。


太陽が出て来れば、凍り着いてた謎も溶けるしかない。



「因幡」と聞けば、何時も頭に浮かぶ文言。


→ 「インナー・バール」


『うさぎ』はまるで、脱出者。


「因幡」の文字に答えがある。



その白兎は、鬼の牙城(因幡)から逃げてきた存在だった。

そして、


その地は相当な遠方にある。


→ 「蛮・晩・罪」の地



「晩の主」とは誰か?


それを模索していたら、こんな情報があった。


因幡街道 - Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%A0%E5%B9%A1%E8%A1%97%E9%81%93



過去を懐かしんで、逃亡先に名を残したのか?


これは確かに、人間意識である。



『因』は「鬼の牙城」というヒントではあるが、対処法を知っていれば怖くない。


聖書の黙示録が、選民を牙城から追って来た「赤い龍」と「バール」を結び付けるからである。


→ 主人の顔を確かめろ



なお、「エホ・バール」は、

「エホ」(熱意の)「バール」(主)と読めるが、


更に分解すれば、こうなる。


→ エホ・バー・ルー


※ 「ルー」は「規則の流れ」


「川」(流域)を指す。

宗教組織に違いない。


「うさぎ」は規則の民。

(ルールの民)



【rule】ルール

原義:物差し、真っ直ぐな棒

1.姑息、規定、規約。

2.個人・家の習慣、慣わし。

3.支配、統治。

4.基準、標準。

5.原則、規範。



その「統治」は見事で、厳格の中に生きている。


人を思いのままにする組織。

上司は部下を裁定する。


→ うさぎは「そこ」から逃げて来た。



日本では、奇妙な表現を使う。


「これが決まったぞ」

  「なんだ、藪から棒に!」


※「真っ直ぐな棒」→ ルール




 ■「遠い田舎」を思う彼ら


「ルー」から出るヒントは

もう一つある。



【rural】ルーラル

1.良い意味の田舎。

2.田舎の人。

3.農業の。



「田舎の当時が懐かしい」


しかし、「彼らの『田舎』」はローマによって滅んだ。


「懐にいたうさぎ」は、

複雑な思いであっただろう。


謎だらけで奇妙な文章だが、

詳細は近々見えて来る。


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