第584話 鬼への「にゃー」で夜が明ける
「夢を見たけど…」
「『けど』?」
「途中で分断」
「ありゃ?」
「次に見たのと繋がるかな?」
「どれどれ?」
・・・
夢の中に訪問者が出現。
大人数に驚いた。
政治家のような雰囲気だ。
たくさんの車に分乗して家に来たが、
なにしろ部屋が狭い。
「困った」
「座る座布団も無い」
それ以上の内容は目覚めで途切れたので不明。
重要な話なら続きの夢が来ると思ってたら、次はこんなのだった。
(続きかどうか不明だが)
■あって無きが如し
先の夢の人々は、何かを聞こうとしている態度だった。
「神の名」とその「扱い」を尋ねたかったのだろう。
そういえば、
普段、神の名はどのように保たれているだろう。
奇異な言葉が浮かんだ。
→ 「あって無きが如し」
手掛かりを探すうち、
こんな語句がヒット。
【nyaa】ニャー
相手を馬鹿にして
「イーだ!」
まるで猫の鳴き声。
※ 辞書に「神の名」が含まれているのも奇妙に思えた。
神の名は普段
「どのように保たれているか」
・・・
それを、考える必要があるようだ。
■脳裏に隠された名
神の名は、普段「脳裏」に隠されている。
つまり、鬼を相手にする興奮状態で表に出るくらいだ。
ここで、猫の声に似た、こんな方言を思い出した。
「にゃー!」
秋田の大館地方では、
「ふざけんな!」を意味する語彙である。
(イライラの表現→ nyaa?)
「ナマハゲ」が有名な秋田地方なので、恐らくこれではないか。
→ 『鬼』への対決姿勢
しかし、脳裏(脳書き)に正しい神の名が無いと、効果を発揮しないだろう。
「神の名」は普段、「あって無きが如し」なのである。
※ 人にはそれが読めないが、鬼には読める。
→ 知っていながら知らない素振り
神の名は『振り』(ブリ)に分類されるのだろうか?
聖書に、こんな決まりがある事を思い出した。
◉→「神の名をみだりに唱えてはならない」
・・・
(みんな知っているはずだ)
※ 選民がこの態度を続けるうち、脳裏からも消滅したのが真相らしい。
ついでに、「ブリ」も調べてみた。
ブリ→ 『blear』
【blear】ブリア
目をかすませる。
輪郭をボンヤリさせる。
今は覚醒すべき時期。
世界は、鬼社会と対決中だ。
思わせ振りの状況が続くのだが、やっと夜明けが来る。
鬼に「にゃー」を投げ付けながら、来年まで頑張ろう。
資料:
待ちに待った夜明け
https://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/9552e9bdfeb9c311d227f47a7e0c77f5
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