第557話 羊の国を攻撃するな

「日本は羊の国だって?」

  「そう!ヤギじゃない」

「なんで?」

  「一枚目イエスの弟子だから」

「そうか、でも主人を覚えてないね」

  「声を聞けば思い出すよ」

「あ、なるほど」


・・・

自然界では、羊がヤギに変じたりしない。


日本は明らかに、「羊の国」である。


「でも…」・「でも…」


そんな声が聞こえそうだ。

まず「でも…」という言葉の正体から。



【demo】デモ

demonstrate

原義:完全に示す

1.学説真理などを論証。

  証明する、示す、明示。

2.意思など表に出す、表示。

以下略…




 ■日本は御子の羊の国


ユダヤの都でイエスを信じた弟子たちは「主の羊」となる。


しかし、墓の前に出現した「二枚目」の主が、弟子の半数を連れ去った。


それでも、多数の弟子は二枚目を信じておらず、祖国滅亡の前に脱出し、極東の仮小屋に向かった。


それは、出雲族と合流し、詳細を伝える。


「メシアは亡くなった」

  「えーっ!」

「でも我々は教えを受けた」

  「どんな?」



こうして羊は国を運営し始める。


そこに、追ってきたのは赤い龍。


配下の蛇が水を吐いて、教えを薄めてしまった。


羊は眠った。



しかしそれでも、この国は各地の神輿で祭りを祝い、「鏡餅」を備えて正月を過ごす。


「鏡の御子」を記憶に留めているからだ。




 ■神輿はリマインダー


羊は、「主人の声」を必要とする。

それを発するのは?


→ 神輿(契約の箱)


「その声」が「羊を目覚めさせる」と知るからこそ、鬼は徹底して隠すのだ。



我々は、鬼に戦いの意思(石)を投げなければならない。


「我らが羊だと知っているだろう」

「羊の国を攻撃するな」


鬼にその権利は無い。


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