第552話 孤独の桃太郎

「桃太郎のお供ってさ」

  「うん」

「何をしたの?」

  「えっ?」


・・・

奇妙な思いが浮かんだので、

取り敢えず書いておこう。


犬と猿と雉。

それを連れて乗り込んだ。


それ以後の動きがどうなったかだが、それは棚上げして・・・


洒落で考えた。


犬は?

→ 居ぬ


猿は?

→ 去る


雉は?

→ 記事


孤独な桃太郎は、記事だけを連れて進んで行った。


それから先は、桃太郎の作者に聞きたいほどだが、出来ないので、神に聞いてみようか。


それをやると、どうせ鬼神が出て来て嘘を言うだろう。


そんな答えはいらない。




 ■子供の心になれば


理解が欲しい時、「子供になれ」とイエスが教えている。


子供なら、どんな考えをうかべるだろう。


「鬼はそれでも退治できるんじゃない?」


うーん、そうなのか・・・


子供はそんな桃太郎でも受け入れてしまうのかな。



せっかくだから、日本語の研究を・・・


例文:


「桃太郎は鬼と妥協する?」

  「否!」



【inert】イナート

1.動じない。

2.不活性の。

3.面白くない。



こんな相手、

鬼にとって、面白くないのは確かだろう。



「孤独の桃太郎」の巻…


終わり。


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