第548話 蛇の目傘

「日本は宝を出さないね」

  「どの?」

「『契約の箱』」

  「そうだな」

「なぜだろう」

  「考えよう」

「うん」


・・・

このタイミングで、妙な言葉が浮かんだ。


→ 蛇の目傘

→ 青春の光と影


これらに、どんな関係があるのか?


記事としては、「日本の二重性」を書きたいと思っていたから、突如の出来事に迷った。


せっかくだから、二つの言葉を織り込んで記そう。




 ■「青二才」の青春


日本の履歴を振り返ったら、それは「光と影」の連続だった。


これは、「蛇の目」からの影響を受けながら成長した国のようなものである。


聖書を読んでいれば、「蛇の目」が何であるか知っているだろう。


日本には、「蛇の目」から青春を隠そうとするかのように、「神輿」を「地下に隠した」という雰囲気がある。


日本はまだ、蛇と真正面から戦えない青二才・・・


その彼は、大きな判断ミスを犯した。




 ■引き継いだ神輿に迷う


日本の先史文化は「出雲」であり、彼らはイザヤの勢力。


神殿から神輿を避難させ、日本に運んで守って来た。


実は、神殿祭司たちも同行していたと思えるから、どのように扱うかは知っていたはずだ。


国譲りで、大和朝廷が受け継いだが、彼らにとってそれは初めての経験である。


イエスの時代を知っている彼らだが、神輿の扱いは手慣れていない。


いわば、「青二才」だった。


もし聖書という手引書があれば、扱いは誰にも理解出来るので学べるのだが。


勿論、出雲の祭司たちが教えただろうが、政権自体が大きく方針転換していた。


→ 生贄の取りやめ


出雲族は、神殿に生贄の動物を捧げていたから、中止後の扱いは知らない。


「供え物はどうします?」


聞かれたとしても、答える資料もない。


神の箱には、物凄いパワーが秘められており、宥めの犠牲が無い状態で神を怒らせたりしないだろうか?


今まで、動物の犠牲を捧げていたのに、穀物で満足してもらえるだろうか?


この恐れを利用したのは「蛇」であった。


この蛇は、龍の勢力に属し、旧約の世界を牛耳って来たのだ。


混乱した。


「蛇」は二種類存在している。


→ 始めからの蛇

→ 後からの蛇


後者は、荒野の選民が火の蛇に噛まれた時、モーセが竿の先に掲げて難を逃れたあの「みいさん」である。


(日本が所持している)


それは「イエスの磔刑」を意味する創作物だが、それを推進したのはどちらの神か定かではない。


「救い」には違いないが、どちらの神が命じたか書いていないからである。


大和朝廷の祭司たちは、赤い龍が追ってくるという話を、犠牲になった主人から聞いていただろう。


その尖兵が「蛇」である事も。


神輿の扱いに関して「青二才」である大和朝廷の内部に葛藤が生じた。


これに付け込んだ蛇は、撹乱を生じさせる。


それを「仏教」としておこう。


国内に仏教が伝来すると、早速祟りが始まる。


飛鳥・奈良・平安と・・・

(百鬼夜行)


仏教が起因とは知らず、彼らは神の祟りだと思うようになっただろう。


推測でしかないが、蛇がそれを利用するならこう言う。


「生贄を捧げないから、神輿が祟りを発している」と。


しかし、生贄は主人のイエスがから固く禁じられている。


この頃、蛇が名案を告げたとすれば・・・こうだろう。


→ 神輿を隠せ


これが、光を隠す「蛇の目傘」となったのだ。


青春の光と影の中、


この国家は大いに迷うのである。



聖書を読めばいい。


そこには、神輿が神の声を伝えると書かれている。


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