第517話 神輿はクッションとなる

「鬼は『不意打ち』するね」

  「そう、御子と正反対」

「だからショックが酷い」

  「クッションがいるよ」

「それは?」


・・・

我々も、予告なしで嵐が来ると面食らう。


そこで、スマホの緊急放送。


これがつまり、


→ 情報のクッション


天から下る白石宇井の軍が、突然来てしまうと・・・


→ 人類のパニック


特に上層部には、問い合わせが殺到する。


「これは何でしょう?」

「何が起きているんですか?」


こんな時、神輿という名の通信機があれば、予備知識が得られる。


→ 箱は神の声を受け取る



出エジプト記25章(受信機能)

19 一つのケルブをこの端に、一つのケルブをかの端に造り、ケルビムを贖罪所の一部としてその両端に造らなければならない。

20 ケルビムは翼を高く伸べ、その翼をもって贖罪所をおおい、顔は互にむかい合い、ケルビムの顔は贖罪所にむかわなければならない。

21 あなたは贖罪所を箱の上に置き、箱の中にはわたしが授けるあかしの板を納めなければならない。

22 その所でわたしはあなたに会い、贖罪所の上から、あかしの箱の上にある二つのケルビムの間から、イスラエルの人々のために、わたしが命じようとするもろもろの事を、あなたに語るであろう。




資料:神は契約の箱から話す

http://biblestory.jugem.jp/?eid=1350#gsc.tab=0



これさえあれば、

驚天動地の事件があっても、意味が事前に察知出来る。


「心配はいらない」

「民に説明しなさい」



御子はこのため、地上に「スマホ神輿」を残していると考えた。


パニックで将棋倒しが起きて、大勢の人が死んだ事件は枚挙に暇(いとま)がない。


鬼は冷徹で「突如」の攻撃を仕掛けるが、御子は鳥の羽のクッションで「ふんわり」予備知識を与えてくれるだろう。


しかし、御子のスマホを地下に隠している人々は、情報のクッションを捨てている。


→ ガツン!


上層部は自業自得だが、下層民には気の毒な結果だ。


だから予備知識は、一種の「親切」なのである。




 ■「偽神輿」の予備知識


鬼はどうやら、当初から偽神輿を準備していたようである。


日本の祭りが神輿のレプリカだらけにされているように、


「どれが本物か読めない」


慌てた時、もう遅い。


これが鬼の常套手段であるので、今から「フェイク神輿」と「フェイクニュース」に身構える必要があるかも知れない。


以前に考えたように、もし「ヤロブアムの偽神輿」が存在しているのなら、早い段階で検証しておく必要がある。


これは、日本がつんぼ桟敷に置かれているからこそ、問題にしているのだが、


白い帽子の諸外国は、多くの情報を共有している様子だ。


神輿は情報打撃の『クッション』であるのに、


それを締め出した為政者は賢いのだろうか?


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