第485話 波の神の「波動」思想
「神道は『柏手』を打つでしょ?」
「あー、拝む時ね」
「なんでだろ?」
「確かに日本独特だ」
「神を起こすとか?」
「うーん、寝てたらね」
・・・
実は、福音書の記述に繋がる。
マタイ8章(眠る御子を起こす)
23 それから、イエスが舟に乗り込まれると、弟子たちも従った。
24 すると突然、海上に激しい暴風が起って、舟は波にのまれそうになった。ところが、イエスは眠っておられた。
25 そこで弟子たちはみそばに寄ってきてイエスを起し、「主よ、お助けください、わたしたちは死にそうです」と言った。
26 するとイエスは彼らに言われた、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」。それから起きあがって、風と海とをおしかりになると、大なぎになった。
27 彼らは驚いて言った、「このかたはどういう人なのだろう。風も海も従わせるとは」。
現代の我々も、知っている。
パソコンやスマホをしばらく置くと「画面が消える」(スリープ・モード)に移行する…。
神社に行っても、鈴を鳴らし、柏手を打って、至聖所の神に向けて知らせる。
「やって来ました」
「起きて下さい」
まるで、イエスを起こす弟子のようだ。
■神道の柏手(かしわで)
辞書には、こう書かれている。
【拍手・柏手】カシワデ
(「柏」は「拍」の誤写か)
神を拝む時、手のひらを打ち合わせて鳴らすこと。
聖書では、神が人に呼び掛ける時、「あなたはどこに居る」と話し掛ける。
そこで人は、
「はい、ここに居ります」
と告げるのだ。
出エジプト記3章(柴の神)
4 主は彼がきて見定めようとするのを見、神はしばの中から彼を呼んで、「モーセよ、モーセよ」と言われた。彼は「ここにいます」と言った。
預言者たちも、そのようにしていた。
(聖書の随所にあるやり取り)
それで、
「自分の存在を神に知らせる」という行為は、聖書から出ていると考えられるのだ。
では、人の群れが一致して、拍手する場合はどうだろう?
劇の終わりに感謝・感激の拍手をするのは世界共通だが、それは騒音に近い。
日本には、また違った拍手の文化がある。
→ 「手締め」
■お手を拝借の起源
手締めの研究 http://kozu5.my.coocan.jp/KozuHomePage1/public_html/hiroba-05/04.10.31ohta.html
(以下資料より)
※ なぜ手を打つことが「締め」を意味しているのだろう?
→ そのルーツは神話にある
手を打つという記述が登場する最古の文献は、古事記の「国譲り神話」で、
天照大神から出雲の国を譲るように言われた大国主命(おおくにぬしのみこと)が長男の事大主神(ことしろのみこと)に返答を求めた所、柏手を打って承知したという神話から、柏手を打つことが物事が落着することになり、柏手を打つ ー 手を打つ … 手締めとなり、
手締めのルーツは事大主神とされているそうです。
「手を打つ」は現代用語でも決着の意味です。
(手締めの種類)
2.手締めには、一本締めと三本締めと一丁締めの三種類がある。
一本締めは
…
「イヨオーッ」の掛け声の後、
「チャ・チャ・チャン」
「チャ・チャ・チャン」
「チャ・チャ・チャン」
「チャン」
と手を打ちながらの
「三・三・三・一」のリズムで、三が三つあるので
合計「九」、
これに最後の「一」の点を重ねると丸(まる)という字になり、「丸くおさまりました」という意味を表しています。
なお、
最初の「イヨオーッ」は
「祝おう」から転じた言葉です。
(引用感謝)
以前も記したが、
「いよ」は「伊予」の意味を持つと読んでいる。
「祝」という言葉は、
→ 井(い)・拝(はい)
つまり、「岩の神」(井ノ神)を崇拝する慣わしから出た…との考えである。
古語で、「岩」を「イ・ハー」と発音し、それは聖書の神(井ノ神)のシンボルであった。
だから、
「イワイ」は「イハヒ」である。
【祝・斎】イハヒ
1.不浄を清め、いみ慎んで神を祀る事。
2.神を祭るところ。神職。
3.目出度い事を喜ぶ祝賀。
4.その言葉、品物。
■鬼を追い払う清めの拍子
「一本締め」を解析すると、壮大な天の計画が浮上する。
…
「イヨーッ」の掛け声は
→ 「伊」の神の「予」定
そして、「チャ」を「チャンネル」と考えた。
最初の三拍子は
○「チャ1・チャ2・チャン3」
→ 二人から増加した人類
次は
○「チャ4・チャ5・チャン6」
→ 律法の時代「4」
→ 御子の生誕「5」
→ その後の発展「6」
○「チャ7・チャ8・チャン9」
→ 贖いの完了「7」
→ 二重基準「8」
→ 覚醒と浄化「9」
○「チャン10」
→ 神の王国「10」
鬼が追い払われ、完全な(ちゃんとした)世界になる。
「九」に一点を加えた「丸」は、確かに「十」だが、日の丸を思わせるところから、
人類が「象徴的な太陽」内部に保護される…と解釈出来るかも知れない。
まだまだ、奥は深いのだろう。
「Q」が活躍している今、
「九」の時代であるのは確か。
「波の神の波動」はこれから、
十の領域に入ろうとしている。
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