第480話 きび団子の秘密
「桃太郎なら『きび団子』でしょ?」
「うん」
「あの団子、意味あるの?」
「メチャ深いよ」
「えっ、教えて!」
・・・
【黍団子】キビダンゴ
黍の実の粉で作る団子。
英語での「キビ」は
【kibble】キブル
1.粗挽き(の穀物粒)
2.犬・猫のフード(キブル)
(猿や雉も食べるかな?)
日本語の「きびす」も関係する。
【踵】キビス
1.かかと、くびす。
2.履物の踵部分。
A→ 踵を返す
(後戻り、引き返す)
B→ 踵を接する
(人の後に密着して行く)
「お供します」という言葉の意味が「B」から読める。
また、「B」の用法が転じて、
「いくつかの物事が引き続いて起こる」という意味で使われている。
■「キビ」こそ切っ掛け
「きび団子」は、四者による「キビ談合」の意味だ。
聖書に登場する「踵」(きびす)は「ヤコブの生誕」に関係している。
ヤコブは双子の兄(エサウ)の踵(片方の踵)を掴んで産まれ出た。
(つまり「きび掴み」)
それで、ヤコブの名の意味は
→ 踵(かかと)
(= 単数形の「きび」)
それは、エサウが受けるべき命運(恐らく半分)を「ヤコブが掴んだ」という意味になる。
「片足の命運」とは?・・・「厳しい部分」であったのだろうか?
※ ただ、これによって「二つの神」のチョイスが可能になり、「前の神」と「後ろの神」による「交互干渉」の仕組みが発生した。
■キビキビ動く弟子
イエスを桃太郎に重ねると、
「キビ」の意味も理解出来る。
マタイ4章
18 さて、イエスがガリラヤの海べを歩いておられると、ふたりの兄弟、すなわち、ペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレとが、海に網を打っているのをごらんになった。彼らは漁師であった。
19 イエスは彼らに言われた、「わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」。
20 すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。
21 そこから進んで行かれると、ほかのふたりの兄弟、すなわち、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネとが、父ゼベダイと一緒に、舟の中で網を繕っているのをごらんになった。そこで彼らをお招きになると、
22 すぐ舟と父とをおいて、イエスに従って行った。
彼らの動きは、「キビキビ」と言うしかない。
【きびきび】
無駄がなく速やかに行動するさま。態度が生き生きとしていて気持ちの良いさま。
そして、重要な「機微」の時代がやって来る。
■終わりの日の事件連発
人類史は、人体像の「踵部分」に到達している。
もう、後がない。
しかも、「機微の時代」である。
【機微】キビ
容易に察せられない微妙な事情。趣き。
ヤコブが掴んだ片足は、「二つのユダヤ」の一方に当たるのだろうか?
多重成就という意味では、その一部しか掴めないが、敢えて連想してみた。
表に出ている「飾りのユダヤ」に比べると、「隠れユダヤ」の境遇は確かに「厳しい」。
夜の神は、選民の祖(ヤコブ)に相撲での打撃を加え、歴史に影響を与えた。
エルサレムは西暦70年頃に一度滅んでいる。
→ 腰の関節を外された
「神の民から『外された』」という意味になる。
黙示録が教えるように、『女』は逃避地に逃れ、正体を隠して子を生んだ。
→ 隠れユダヤの日本
国家は国譲りから1260年(保護期間)を経て鎖国を解き、国際環境に姿を晒したが、「厳しい」風に翻弄されている。
ヤコブの夜の相撲で
「腰の関節」を外されている状態であり、今の世界でユダヤとしての尊敬を受けていない。
※ 多重解釈をスイッチすれば、「十部族とユダ族」の問題となり、イスラエル十部族が消えたままになっている。
(外されている)
聖書は、わずか一言に奥深い意味が含まれていると感心した。
「きび団子の秘密」も、まだ深そうだが、今回はここまでとしよう。
ああ、時間が惜しい
(もっとキビキビやりたいな)
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