第474話 「重」の取り違え

「イザヤ書は明快だね」

  「うん、しかも日本への予言」

「教訓は?」

  「『重』を間違えるな」

「『重』の意味は?」

  「『重要度』だね」

「そうか」


・・・

国内で「重」の理解が狂っていた。


(原因は、蛇の吐いた水か?)


いつの間にか、「重視すべきもの」が後回しにされ、前後が入れ替わっていたというのだ。



簡単に言えば、


→ 弱者を最重視せよ


これこそ、井ノ神の波動を高める秘訣であったのだ。


古い時代には、底辺の弱者に気を回し、彼らが弱り、傷まぬよう政策が遂行されていた。


それによって、「重」の波動が井ノ神の意向に共振し、あらゆる物事が好転。


国家全体が井の波と重なる結果、どんどん求心力が強まって行く。


世界的にも


→ 重力波の発生


鬼もそれを知っており、破壊工作を仕掛ける。


まるで逆の思いと感性を流し込んだ結果、国家は神との不協和音を発生し始める。


気付かないうちに、それは静かに進行し、今は信仰とも呼べない波動が形成されるようになった。


→ 「重」の取り違えは致命的


鬼はまんまと、神の国を脱落させたのだ。


神との波動共振が →停止


逆に、

「弱者の悲鳴」を好む「鬼神との共振」が生じてしまう。


鬼が好むものは


→ 弱者の悲鳴と嘆き


どこかでそれを常に発生させている国家は鬼の支配下に入り、上空が暗雲に覆われてしまう。


人はそれに気付かない。


この「日本」にその変化が起きていた。




 ■後先が逆


我々は、「まず神の祝福」・・・それが先だと考えている。


だから、願い事をするのだと。


実は・・・

そうじゃない。


「人の行い」が先にあり、神の祝福は「後」から来る。


この順番を高位の者が取り違え、国家破綻を招いていた。


その通り!


国家の不調は、


「『重』の取り違え」が為政者の手で遂行された「結果」であった。


これを踏まえて、イザヤ書を読んでみよう。


見る目が開くだろう。


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