第464話 「so」だ「so」だ!

「英語に『so』ってあるね」

  「そうね」

「はっきり説明できる?」

  「英語辞書と比較すれば」

「なるほどコイネーだから?」

  「そう」

「それじゃ、やるべ」

  「そうすべ」


・・・

以前にも触れたかと思うのだが、もう一度。



【so】ソウ

(内容は説明文で)


奴は「相当なもんだ」という表現で「相」という漢字にピタリ。

・・・「so・当」。


過去に行った物事を指して、このように使う。


「あなたの決定でしょ?」

  「いや『so』してない」


「あの人も金持ちだって」

  「『so』らしいな」


「また雨でしょうか」

  「『so』でしょう」


「彼は来ますか?」

  「『so』ですね」


「あなたは愚かだとか」

  「誰が『so』言った?」


「褒めてくれたらお礼する?」

  「『so』する」


「この天気、傘が要るかな?」

  「『so』は思わないね」

「でも父が持ってけと…」

  「『so』言うの?」


・・・


翻訳してる人なら、気付くと思うのだが、見事に一致している。


もちろん、源流は「コイネー」であり、イエスの当時のユダヤで標準語だった。


英語もその支流の一つだから、日本の語彙がそこにもある。


同一の流れであるなら、語順文脈まで一致するのだろうが、それはチグハグである。


各支流といった関係なのだろう。




 ■チグハグな人生


【ちぐはぐ】

対応すべきものが不調和。

不揃いなさま。



日本人は、人生を「道」と捉える。


それは「神道」という表現にも示されている。


日常でも「道を逸れる」なら、「それは邪道だ」と言われるほどである。


福音書のイエスが教えた感性・・・は?


→ 真っ直ぐな道


これこそ理想。


その意味で、「痴愚」(ちぐ)という語は「違う」の一部だと考える。

(私見)



【痴愚】チグ

愚かである事。



(推理)

支流に迷い込みそうな人に、

教師は「チグ・ハウ・ゾ」と叫んでいた。


「違う・ぞ」という語は


→ twig(枝)・ how(法)・ zone(存)



【twig】チグ

小枝、細枝。

(tigは鬼ごっこ)


how(ノウハウ)手法

zone(ゾーン)領域



「ノウハウが枝道に逸れた」という意味であり、三つの語が組み合わさっていると解析。


早口では、短縮が起きる。


チグ・ハウ・ゾーン→ チガウゾ



結局、「ちぐはぐ」の「ちぐ」は「枝道」としておこう。


ならば、「ハグ」は?



【hug】ハグ

抱きしめる、抱き込み。



日本語の「羽交い締め」がこれだろう。


人生なら、間違った道を「正しい」と思い込んだ人の態度に合致する。


それは「邪道」。


急いで引き返さないと、取り返しがつかない。


師匠は言う。


「そうだろ?」


→ so the law?


【law】ロー

法律、法規。

知識、神の教え。

慣例、習わし。



「so」いうわけで、日本語を調べるなら「正道」である「コイネー」に注目しよう。


「so」だ「so」だ!


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