第458話 素戔嗚命は地下に潜るのか?
「日本神話って謎だね」
「そうね」
「何しろ『地下』へ行く」
「実はズレてるらしいよ」
「え? どんなふうに?」
「聖書が参考になる」
「おっ?」
・・・
黙示録12章 (天の騒乱)
7 さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦したが、
8 勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。
9 この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。
10 その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、「今や、われらの神の救と力と国と、神のキリストの権威とは、現れた。われらの兄弟らを訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。
日本という神国がユダ族であるのなら、イエスからあらゆる情報を得ているはずだ。
そこには、
→ 天界の事情も含む
当然、古文書の記述にもそれがあり、「天」と「地」を行き来していた「龍への言及」を含むはずである。
神話表現の「上下する」を、「天と地の往復」と読むべきだろう。
※ 現在は想定の段階。
■素戔嗚命はルシファー?
日本の古文書でも、聖書の黙示録のように「天界の事情」を伝えていると考えた。
素戔嗚命は「常に『ないた』」とあるが、それは「泣く」とせず「哭く」と書かれている。
理由は、彼が「阿の狗」だからであり、口から出るのは吠える声(訴え)であったのだ。
キリスト教世界でさえ、「二枚目」を通して「世の神」(ルシファー)を崇拝している。
そこから来る救いは「巣食い」であり、神からの憧憬は「執着」に思えてしまう。
■素戔嗚命は天の厄介者
「下へ行け」との表現は、
「下界(地上)へ降りよ」
だと考えた。
「地」という文言があれば、それは「選民」を意味している。
モーセがホレブの山で出会った「前の神」は、地に下った「素戔嗚命」だったかも知れない。
「荒ぶる神」という名にふさわしく、モーセを通して民族の粛清を行わせた。
→ 荒ぶる行為→ 多数の死者
その後、「後の神」がモーセと面会し、選民を「岩の立場」へと導いた。
しかしそれ以降も、二つの神が重なっている。
特に、「戦闘」が絡む時期のイスラエルは「素戔嗚の色」である「赤」に染まり、他民族を容赦なく聖絶して行った。
(聖絶→ 絶滅)
イエスが地上に出現するまで、血を流す行進には、この神が同行していたと読める。
奇妙な記述も、このように理解出来る。
選民は「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」という十二支での
→「子(ね)」に相当
ある時期、フィリスティア人との戦いで破れ、神輿(契約の箱)が奪われた。
(サムエル記上6章)
それは「ダゴンの神殿」に置かれたが、不吉な空気を発生し、敵地の住民の多くを病と死に陥れたため、遂に敵はそれを送り返して来た。
「奇妙な供え物」が加えられていた。
→ 金のネズミ
(金の痔も)
「痔が大発生した」という事情に加え、敵は恐らく、選民の国が「子(ね)の国」だと聞いていたのだろう。
これは、日本神話で「根の国」と出るが「根」が意味するのは
→ 「聖都・エルサレム」
ここは、「ルシファー」(素戔嗚命)が最も根を張りたい国なのだ。
聖書での選民は「土」と表現され、その中に「根を張る」というのは神界の組織にとってたまらないほど魅力なのである。
それを実現させた「荒ぶる神」は、御子が来るまでのエルサレムを、素戔嗚の相(さが)に染め上げた。
→ かたす国
→ 根堅洲国(ねのかたすくに)
恐ろしい破壊も秘めていた。
【catastrophe】カタストロフィー
1.大異変、大災害、大惨事。
2.災難・悲劇の大詰め、破局。
この地域の思い出は「血の色」に染まっている。
カナンの地→ 禍難の地
日本の先人も、そのあたりを知って書物に残したと思うが、現代の我々には意味不明。
しかし、聖書の助けを借りて考察すれば、かなりの部分が見えて来る。
「素戔嗚命は地下に潜るのか」と訊かれた時
意識を一段、「上」に向けて観てはどうだろう?
資料:根の堅洲国はどこ?
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=yjapp3_and_wv-ymjam-ymp&p=%E6%A0%B9%E3%81%AE%E5%9B%BD%20%E3%81%A9%E3%81%93&iau=1&aq=1&ai=cf0b7510-c827-4a17-88c1-02c2f370b70c&ts=22900&x=art
5箇所ある
https://nihonshinwa.com/archives/12002#i-2
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