第457話 予知夢の裏を知る

「夢は予知だと言う人がいるね」

  「意見の一つね」

「実際はどうなの?」

  「予知を出す方が変でしょ」

「なんで?」

  「対処できる」

「あー」


・・・

戦国の武将に予知を告げると、

確かに用心するから逆効果。


むしろ軍を出して、周囲の敵に先制攻撃してしまうかも知れない。


一番効果があるのは


→ 不意討ち


これには、対処が出来ないから怖いのだ。


ではなぜ、「予知夢のような夢」が来るのだろう?


天を味方に着けている人の場合、「準備へのヒント」である場合が多い。


いわば、考察の材料。


個人が「岩ノ上」に立場を定めてしまうと、鬼からのチャンネルが絶たれ、もっぱら天界からの放送が入る。


「味方情報」である。




 ■鬼の常套手段「流し込み」


起きている時間は、鬼が個人の頭に「流し込み」出来る。


「無意識」を狙って来る。


身構えてないと、「ふっ」と手が動いて間違った品物を掴んでしまい、それが毒入り食品だったりする。(毒の微量な混入)


自分の動きを制御する必要があるし、そのためには、「敏感」である事。


あれ?


「同じものが家にあるのに」

「また掴んでる」


こんな場合が→ 危ない


普段から「ボーッ」としていると、強引な来客が来て、高価な壺を買わされる・・・といった場合もあるだろう。


→ ボーッとしてたら駄目


「敏であれ」



「鬼の線路工事」についても何度か言及したが、これには人類全体を動かす目的がある。


「未来図はこれだ!」


決まって「悪い未来」を押し付けて来る。


こんな絵図面を心に保ってハラハラしていると、人が持つ創造力が機能し、「そっくりの未来」を作ってしまうのだ。



父祖アダムは「創造主の特質」を付与されており、その子孫もそれを引き継いでいる。


幸福な未来を描こうとしても、「良識」と名付けられた逆念が働き、「無理だろう」となってしまうのが大人である。


「子供の感性」なら、幸福な未来図を疑いなく描ける。


だからイエスは、「子供のように」と告げているのだ。


「僕は一流選手になるんだ」


夢を捨てず、保ち続けた子供が「いつの間にか」そうなっている話が、それを証明している。


但し、世の中に溢れている「逆念」や「不安の邪魔」はあまりにも多く、生活途上でそれを受け入れてしまうと、実現できなくなってしまうだろう。


それほど微妙な能力であり、ほんの少しの疑いで進路が逸れてしまうのである。


イエスはそれを教えていた。


「信じて疑わなければ、

あなた方には何でも出来るのだ」・・・と。



鬼が使う手は、これだ。


「怖れを抱かせ(鬼の)線路工事を手伝わせる」


人類の創造力を、そんな形で悪用する鬼は、たいてい神に化けている。




 ■偽神のチャンネルを離脱


「神の名」が重要なのは、チャンネル切り替えに必要だからである。


信じる神が「ヤー」であれば、「夜」の神が回路を専有する。


こんな人は、鬼から「線路工事」の計画図が流し込まれ、その通りになる可能性もある。


しかし、そんな場合でも線路工事は自力が関与するので、「そうはならない」という念を保って脱出も可能だろう。


夢のチャンネルでは、「神の名」を正しく保つ必要がある。


真似が出来る曖昧な名は、著作権無しと同じであり、「騙り」に悪用されるのだ。


その意味での「イエス」は、誰でも使えるありふれた名であり、実は危ない名前である。


→ これは太郎さんのです


「どこの太郎さん?」

  「情報はこれだけです」

「はあ?」




 ■マスコミを握った理由


闇の勢力が最初に買い占めたのは「マスコミ」。


世の中に「放送」が普及すると、これを専有するため莫大な投資をした。


なぜなら、社会操縦の要がマスコミであったためだ。


現在の人々は、それに気付き始め、「フェイク・ニュースに注意しろ」と言い合っている。


鬼にとって、これは痛い。


しかも今はネット社会だ。



この籠の中は混乱状態ではあるにしても、神のチャンネルは温存されている。


鬼神はそれを潰そうと、かなりのエージェントを雇い入れ、サイト潰しのバトルが続いた。


だが、真実情報のサイトは発信を続けており、それはまるで「イナゴ」の大群である。




黙示録9 章

1 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。

2 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。

3 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。

4 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。




闇勢力にとって「煙たいニュース」をジャンジャン提供しているイナゴたち。


その煙に触れたら、「鬼の目にも涙」となるのだろうか?


鬼は同情の涙を流さないが、煙による涙は流しているかも知れない。


鬼と戦う人々が、更に増加し、煙がもうもうと立ち上がる嬉しい場面を観たいものだ。


「予知夢の裏を知る」仲間と共に・・・


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