第409話 「明けの明星」は諦めろ

「社会の朝は慌ただしいね」

  「うん」

「人類の朝もそうかな?」

  「起きてたらね」


・・・

朝の風景は、人によって様々。

寝てる人もまだ多い。


神の世界はどうだろう?

明けの空に星が残る。


→ 明けの明星


これを「ルシファー」と読む。

彼の状況を語る言葉がある。



【accede】アクシード

1.同意する、応じる、従う。

2.継承する、加盟する。



日本語では


明け渡すの→ 明け



【明け渡す】

土地などを退いて渡す。



「明け」という漢字を使う理由は、「朝の風景」に伴うためだろう。


実際、「明けの明星」の立場は「朝」に重なっている。


夜の世界を支配して来た彼は、朝に脱落し孤独になる。



資料:ウィキペディア

ルシファー(Lucifer、ルキフェル、ルシフェルとも)は、明けの明星を指すラテン語であり、光をもたらす者という意味をもつ悪魔・堕天使の名である。

…堕天使の長(堕落前呼称)。


(引用感謝)



呆気にとられて、「明け渡し」を見守る勢力もいるだろう。


呆気→ accede (流れに応じる)


状況が動き始めたら、諦めるしかない。


太陽の勢力が張り出して来る朝の風景なのだから。


「早く人類を明け渡せ」


「明けの明星」よ。


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