第336話 思ったより早い主人
「『家の主人』て誰だろ」
「聖句は?」
「マタイ24のここ」
「これホントの主人かな?」
「えっ?乗っ取り?」
「だから冷たい」
「うわー!」
・・・
「変だな」とは思っていた。
暮らしの質が、あまりにも悪いから。
家の「主人」に裏があるのだろうか?
そのしもべはどうだろう?
マタイ (主人としもべ)
24:43しかし、このことは知っておきなさい。家の主人は、どろぼうが夜の何時に来ると知っていたら、目を見張っていたでしょうし、また、おめおめと自分の家に押し入られはしなかったでしょう。
24:44だから、あなたがたも用心していなさい。なぜなら、人の子は、思いがけない時に来るのですから。
24:45主人から、その家のしもべたちを任されて、食事時には彼らに食事をきちんと与えるような忠実な思慮深いしもべとは、いったいだれでしょうか。
24:46主人が帰って来たときに、そのようにしているのを見られるしもべは幸いです。
24:47まことに、あなたがたに告げます。その主人は彼に自分の全財産を任せるようになります。
24:48ところが、それが悪いしもべで、『主人はまだまだ帰るまい。』と心の中で思い、
24:49その仲間を打ちたたき、酒飲みたちと飲んだり食べたりし始めていると、
24:50そのしもべの主人は、思いがけない日の思わぬ時間に帰って来ます。
24:51そして、彼をきびしく罰して、その報いを偽善者たちと同じにするに違いありません。しもべはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
この聖句の「主人」は二重に解釈すべきだろう。
1.返って来る主人
2.今いる主人
ここでの主人は「御神」と呼ばれる存在。
「しもべ」は
その神を祀る人。
日本上層部で、高い地位に据えられた人々が、賄賂漬けの飲み食いを続け、下層の民衆を冷遇していると・・・
「急に」に主人が帰って来る。
→ 思いがけない日の思わぬ時間に
つまり、権力に胡座をかいて忠節を忘れた人々への警告なのだろう。
「思いがけない」とあるのは
「前倒しする」という意味だ。
予定日を何となく知っている人々も不意を突かれる。
それは、下層民が悲鳴を上げている時期であるに違いない。
「コロナコロナでもうお手上げだ」
「明日からどうしょう」
これを、何とか生き延びよう。
「思ったより早い主人」に期待して。
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