第330話 土作りの話

「物価が高いね」

  「そう、小さくなってる」

「何が?」

  「お菓子の袋」

「何かがおかし!」

  「泣き笑い!」


・・・

経済は生産性で決まって来る。

農業なら、土の生産性。


創世記に、こんな記述がある。


神はアダムに言った。


「あなたは土から取られたから土に帰る」


アダムの死が予告され、「人類に寿命が生じる」と解釈されている。


しかし、それだけではないらしい。



 ■神は選民を「土」と観る


「土に帰る」は


→ 「人類が土を再認識する」


と読める。


つまり、「土の大切さ」が世界の子供にも理解される・・・という意味らしい。


聖書で、「神の選民」は「土」と表現されている。


推して知るべし・・・である。


※ これは、日本と世界の関係を推移として教えている神の言葉なのだ。




 ■砂漠の緑化は不可能か?


鬼の指導に従っていると、世界に砂漠が増加する。


一度、不毛になってしまうと戻せない・・・


地図上では、そんな地域がどんどん増えているそうだ。


結果


→ 食料価格高騰


こうなる理由は、


人類の上層部に夜の神が座り、「鬼の配下」が執政を牛耳って来たからだろう。


「砂の民」が全面支配・・・


彼らの上に黙示録の龍が立っているから、力と権威の民となれたのだ。


確かにその支配は、地球上「全ての地域」に及んでいる。


天から降る石が、この体制を打ち砕くという予告。


→ キャップストーン消失


昔、ギザのピラミッドの頂点を飾っていた石が、この先、名実共に消え去るという。


※ しかし、姿の消えた石は「眼」に変じ、どこかの国の紙幣にも印刷されている。


「眼」からの目配せで、石油万能の世界が構築され、化学肥料が畑を席巻。


農薬汚染の作物で病人が増加してしまった。




 ■太陽は「土」を育てる


恵みの太陽が度を越すと砂漠を広げるという話は、本当だろうか?


「乾燥地帯はこんなものだ」と思われていたが、


そこに日本人の手が入り、荒れ地が見事に緑化されたという記事がある。


彼らは正に「土の民」。


太陽に育てられた選民である。


そんな日本も戦後、占領軍の指揮で観念が入れ替えられ、化学肥料と農薬漬けの畑を耕すようになってしまった。


土の民に、再起はあるのだろうか。




 ■自然農法を再認識


大規模農法は続いているが、一部の『変人』が不可能を可能にして注目されている。


有名な→「奇跡のリンゴ」


無農薬でりんごは作れないという常識を打ち破った「木村さん」は、山における生と死の分岐点で土の大切さに気付いたという。


「山の土はまるで違う」


神を意識する人は、「山」に注目する。


(山は神に出会う場所)


宗教的な開眼をした人は、土に命を吹き込み、「本物の土」で作物を育てるようになる。


「あの農地荒れてるな」

  「日本の商社が買ったとか」

「なんで、何もしないのかな」

  「さあー」


海外の農地の話だが、何年も放置されていた理由は「土作り」にあった。


農薬で微生物が死に絶えた現代農法の土地は、「放置」によって休ませる必要がある。


その間に、化学肥料が抜け、バクテリアが増加し、ミミズや蟻などが土を耕してくれるようになるからだ。


神の自然は本来、そのように作られている。


創造主と心が通じる人の農法は、砂漠の緑化とも通じている。


→ 不可能を可能にする


有機農法はまだ異質の領域にあるが、土の民が回復すれば「その土」は高い生産性を実現するだろう。


アダムの子孫は土作りを理解し、

心が「土」に帰るのだ。


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