第281話 真っ黒の神々

「人類を導いてきたのは?」

  「サタンでしょ」

「えっ! 悪魔の支配?」

  「意外かな?」

「イエスが世の神と告げたのは」

  「悪魔」

「あちゃー!」


・・・

はっきりさせるとショック!

だから、やんわりと教えた。


また、イエスが去ってから夜に戻るから、そこは「夜の神」の支配下なのだ。


腹の中も真っ黒。


今、夜明け前だからこそ、こんな事が言えるのだが・・・


夜中であれば、こうした発言も消されていただろう。


「鬼と戦う」という仕事は、「世の神の支配と戦う」のと同義であり、真正面からそれが出来たのは神の子イエスだけだった。


創造主の子であればこそ、夜の神々に遠慮があったからである。




 ■二枚目の支配環境は光なし


光は「暴露」をもたらす。


闇の勢力はそれが怖くて光に来ない。


→ 暴露は無い


世界に福音を広げた存在が、まさかサタンの勢力であるとは、誰も考えなかった。


しかし、日本はイエスの弟子の国だから、文化の中に多数のヒントがある。


1.「家」は「国家」

2.「世の神」は「夜の神」

3.「位」は「暗い」(CRY)

4.「神」は「噛み」

・・・


神着く→ 噛み着く


妙な神に憑かれ、人生が酷い事になる場合もある。


ビジネスが失敗に満ちている人は、そんな状態にあると気付かねばならない。


こんな人は、鬼との戦い方を知るべきだろう。


過去の友人に、そんな人がいた。


それどころか、私自身も真っ暗だった。


人は、「経験しなければ語れない」とはこの事である。


藻掻きながら、鬼との戦いを学んでいたが、時代が「夜明け前」の今になって、薄明かりを得たのだ。


もし、「王」と呼ばれるほど上位にあった場合は、もっと酷い経験をしたかも知れない。


山の頂上に雲が架かるように、殿上人(天上人)は黒雲に取り巻かれ判断力を奪われる危険状態にある。


国家は「家」だから


→ 雨漏りして柱が腐る



鬼はシロアリやカビのようだ。


(国家に繁茂すると、家が立ち行かない。)



「油断大敵」(油を切らすな)という先人の知恵は、福音書にもあり、「明かりを絶やさない」という意味であった。


加えて、こんな解釈も出来る。


「桧やヒバの油」などを使って柱の腐食を防止する。


(雨漏りの家が生き延びる)


国家は、御子の教えから抽出された油を所持し、鬼の雨漏りと闇の教えに対抗すべきである。


何しろ我々の家は、

「真っ黒の神々」が繁茂している状態なのだから。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る