第268話 のべつ幕なしの夢

「妙な夢を見てね」

  「どんな?」

「講演者のための設備だった」

  「演壇とか?」

「そう、次から次へ出て来る」

  「数は?」

「たぶん数千」

  「ゲエー!」



・・・

それは色彩も違うし、立ち位置にも微妙な差があった。


とにかく、目覚めるまで延々と続いた。


これを、「のべつ幕なし」とでも表現するのだろうか?



【のべつ幕なし】

1.芝居で幕を引かず、休み無く引き続いて演じる事。

2.ひっきりなしに続く様。




「のべる」という言葉は英語にもある。



【novel】ノベル

原義:新しい事

新奇なもの

新奇な話

1.(長編)小説。



日本語で「述べる」と「延べる」は、この分類に入るのだろう。


延べる→ 新しい機会に譲る



「日延べ」は、日を新規にする事なので確かに一致している。



「のべつ」は「novel to」だろうか?




 ■終わりの日から先は?


我々は今、「終わりの日」に位置している。


それは、楽園を出てから続いた「欺瞞の日が終わる」という意味だ。


御子が再臨してからの我々は、もう終わらない。


次々と、「新しい物語」の幕が開くが、それに飽きることはない。


なぜならそれは、神の親切の中で暮らす慕情の日々であり、好ましい歴史として刻まれるからだ。


神社にあった「阿の狛犬」は消え去る。


サタンは「あ」の存在。

この文字が相応しい。


→ 亜


当初は忠実であったが、途中から下心を発し、文字通り「悪」化する。


人類もその色に染まった。



「神のように振る舞いたい」



権威者(御上)がサタンと同化し、人類はその「食い物」にされたのだ。


その後、悪の勢力は「嘘で固めた情報」を垂れ流し、人類を翻弄した。


支配の川を流れる水が、悪臭を発していた。


そんな世界にイエスは登場し、稲光のような輝きを残して見えなくなった。


光を得た人類なのに、その後も兄弟同士で戦争を繰り返し、鬼どもの腹を満たした。


見守っていたのは?


→ 亜のイエス(二枚目)


戦火は、核戦争の一歩手前に達していた。


※ 本物イエスなら、起きない現象だ。



そしてやっと、終わりの日。


この先、隠蔽されて来た多くの情報開示がされるので、我々はそれが、「のべつ幕なしの夢」に思えるのかも知れない。


「これは本当か?」と。


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