第242話 主語がない日本語の話

「体がだるい!」

  「何を食べた?」

「えっ、関係あるの?」

  「薬物反応かも」

「へー」


・・・

食品添加物も怖いが、

農薬も怖い。


解毒作用は「炭の粉」とか

有機セレン・・・とか。


このご時世なら、常備しておかねば心配だ。

(歯が痛い時もある)


ところで、「だるい」という言葉は英語にもある。



【dull】ダル

原義:頭や感覚が鈍い。

1.話が退屈。

2.光がぼんやり。

3.音がはっきりしない。

4.天気が曇って。

5.鈍い痛み。

6.頭が鈍い。

7.商売の沈滞。

8.やる気のない。

  活力のない。



これは日本語の「怠(だる)い」と同じ使い方。


「あー、だるー!」

でも通じる。


昔は「あー」が「吾」であったかも知れない。


すると、昔は英語のように、主語があったが、変化したという事なのか?



ところで、

「だる・い」の「い」は?



「in でしょ?」

  「そうかも」


子供に対し、こんな言葉をかけたりする。


「元気がないね」

「だるいんでしょ?」


「イン」が「因」という分析もできる。




 ■you はあるのか?


現代日本語は、

主語の「吾」(I)が消滅しているが、「you」も無い。


時々、出て来るのはこれ。


「そうゆーのあり?」


「言う」と混合して消えたのだろうか?


「言う」と来れば普通、「相手の言葉」だから・・・



関西で冗談を告げると、こんな反応が返る。


「よーゆーわ!」


英語の「yaw you what」に似ている気もする。



【yaw】よー

1.船首が揺れる。



「よーゆーのー」

という反応もある。


「yaw you know !」



しかし、

もしかすると


you →「よー」


と、発音しているのだろうか?


そう言えば、相手に

「よー聞いておけ」

と、告げる場合がある。



こじつけばかりだが、当たっているかどうかは分からない。



主語がない日本語のだるい話でした。



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