第235話 散らされて来た日々

「鬼は何でも隠すよね」

  「そう、それが仕事」

「どうして?」

  「散らす者だから」


・・・

「散らす」にはいくつもの意味がある。


【散らす】

1.団結を散らす。

2.考えを散らす。

3.的に当たらなくする。

4.言いふらす。

5.売り捌く。(隠語)

6.荒々しい動作。



日本神話にも「散らす神」が登場し、世の中を「闇」に変えてしまった。


人の頭の中も、闇に閉ざされる事がある。


→ 鬼は思考力を散らす


纏まりは「明るさ」・「希望」に繋がるが、散らされた心は暗くなる。


その影響は小さくない。




 ■考えが纏まる時


発明でも発見でも、考えが纏まると「光」を感じるものだ。


私の場合・・・

ごく小さな気付きが幸福感を与え、自信を伴う前進に繋がる。



日本語がギリシャ語(コイネー)であるという持論の推進には、芋蔓的な掘り起こし経験が必要。


例えば

日本語の「無し」は、英語なら



【nothing】ナッシング

何も無い、少しもない。

どうでもいい事。

空、無。



しかし、「有る」を探しても、なかなか見つからなかった。



そして先日、やっと気付いた。


「有る」は→ 「all」だ!


この言葉は、2つのピースで成り立っていた。


→ 「あるもの」・「全て」


日本語は「前半」だけ強調され、英語は「後半」の部分が主流になっている。


以前も考えたように、


「有り金」と言えば

持ち金「全て」を指している。


正に

→ 「all」


すると、「有る無し」という語は、次の英語に繋がるわけだ。



【all-or-nothing】オールオアナッシング

1.妥協を許さない。

2.一か八かの。

3.全面的か皆無。



誰かが、こう言ったとしよう。

・・・


「〇〇の有る無しで〇〇が決まる」


これは英語の

all-or-nothing

(一か八か)




 ■「God」も発見


「有るはずだ」という信念が芽生えると不思議と見つかる。


英語の「神」(God)は、日本で「御」(ご)だった。


→ 御(God)


「御加護」は正に


→ God・加護


「護符」はもろに


→ God・符


※ 「御札」は、発音が違うのだが、やはり「God」を含んでいるようだ。



イエスの親切は、


→ ご(God)親切


※ 「神と崇められた人」に適用。


それにしても、「唯一神」(God)を隠した日本は「深刻」な状況に陥った。


鬼は日本の正体を知っているのだから、隠した所で意味がない。


むしろ、「毒麦の種」を蒔きやすくしてやったようなものである。




マタイ

13:24 (毒麦を撒き散らす)

また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、良い種を自分の畑にまいておいた人のようなものである。


13:25

人々が眠っている間に敵がきて、麦の中に毒麦をまいて立ち去った。


13:26

芽がはえ出て実を結ぶと、同時に毒麦もあらわれてきた。


13:27

僕たちがきて、家の主人に言った、『ご主人様、畑におまきになったのは、良い種ではありませんでしたか。どうして毒麦がはえてきたのですか』。


13:28

主人は言った、『それは敵のしわざだ』。すると僕たちが言った『では行って、それを抜き集めましょうか』。


13:29

彼は言った、『いや、毒麦を集めようとして、麦も一緒に抜くかも知れない。


13:30

収穫まで、両方とも育つままにしておけ。収穫の時になったら、刈る者に、まず毒麦を集めて束にして焼き、麦の方は集めて倉に入れてくれ、と言いつけよう』」。




「間違って小麦を抜く」・・・それは、「成長期の両者」が見分けがつかないほど似ているからだ。


過去、毒麦の教理で、日本は壊滅的な戦争を経験した。


しかしそれも、終わりの日に分離されて毒麦が焼かれる事になる。


神界からの手出しがないからといって、調子に乗っていた鬼の宗派は「見聞の時」を見逃した。


そのツケが回って来る。


その時、「散らされて来た日々」が終わり、人々は喜びに満ちるのだろう。


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