第228話 存外な話

「存外な話があってね」

  「へー、どんな?」

「背乗りってやつ」

  「戸籍を乗っ取る」

「そう、実は…」

  「その顔怖い」

「怖い話だから」


・・・

有名なのは「大室寅之祐」。

しかし、最近はこちらも・・・


→ 箕作奎吾

 (みつくりけいご)


顔認証では、後者が合致すると私には思える。


「うーん」


日本が負ける戦争に走ったのも、ここに理由があったのだろうか?


しかし、昭和までの戦争(日本海の海戦)では強力なバルチック艦隊を破っている。


昭和の戦争では「神輿」を地下に封じ、「靖国」を中心に戦った。


となると開国後の鬼は、試行錯誤を繰り返していたのだろう。



「天皇入れ替え」は効果がなく、「神輿の封印」と「墓を中心にさせる」という2つの手段で神国をねじ伏せた事になる。


今の日本は、やはり「存外な状態」に置かれたままになっている。



【存外】ぞんがい

1,思いがけない事。

  予想と食い違う事。

2.以ての外である事。

  無礼、不躾。



この言葉は、英語にもある。



存→ zone



【zone】ゾーン

1.区分された地帯、区域。

2.分類する。



「存外」→ 「zone・外」



「神輿」は聖なる環境(zone)に置くべき神の箱であり、契約の証だ。


それを地中に隠すという無礼は、神を眠らせ、守ってもらえなくなってしまう。


子供でさえ言うだろう。


「ボクも知ってるぞ」


*(「ぞ」は「zone」の短縮形)



光を伏せたいのは鬼。

人間じゃない。


国民は、怒りを示す必要がある。


(鬼に)


「存外な事をするな」

「神輿を出せ!」

「我々を殺す気か!」



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