第227話 瓢箪から駒
「どんな意味かなー」
「なに考えてるの?」
「瓢箪から、駒が出るとか」
「あー、あれは意味不明」
「あるわけないって話?」
「そうね」
・・・
ふざけた話が現実となる・・・
あるはずない・・・
しかし、意味を考えるうち、こんな事柄に気付いた。
英語で「瓢箪」は・・・
【gourd】ゴード
瓢箪、瓢箪の実。
※ Godと発音が同じ。
西洋人にとって「瓢箪」は、「神」を思わせる言葉なのだ。
ヨナ書の中で、ヨナの頭を覆って「涼しい顔」が出来るようにしてくれた植物が「瓢箪」なら、正に「God」の樹木・・・
特に、これが気になった。
→ 「駒」が出る
現在、世界に枝を広げている樹木(大組織)には二種類ある。
1. ユダヤ人組織
2. キリスト教組織
このうち「1」の組織なら
→ いちじく
(いちじく桑も含んでいる)
これは「駒」が出ても意外性はない。
(元から闘う組織だから)
「2」の組織はイエスの名を掲げている。
ならば、「ぶどう」と分類されるはずだが何かが違っている。
イエスは弟子に「剣を駆使すれば剣に倒れる」と教えた。
「ぶどう」は「決して戦争をしない」組織として育ったはず。
※(自衛はあっても侵略なし)
しかし、二枚目の主(ヨナ2)の頭上に、御天道様から逃れる日陰が出来たので、闇の動きが出来るようになった。
ヨナ書には、「神がその樹木を生やした」と書かれている。
するとそれは、「神の瓢箪」と呼べる。
但し、「世の神の瓢箪」とすべきだろう。
(つまり、「夜の神」の瓢箪・・・それは実際、一夜にして生え出ている。)
※ これはキリスト教世界を覆う「闇組織」であり、「闇の世界政府」などと呼ばれている。・・・それは夜明け前の今、枯れるのだ。
この「God瓢箪」は、その下で暗躍する二枚目の主(ヨナ2)の動きを隠しているから、「ぶどうの木」から「駒」(兵力)が出され、平和に暮らす多くの国々を打ち叩いたとしても・・・天界に読まれない。
※ 平和の君であるはずのイエスの組織が出すはずのない軍を出したとしても、天の介入がない。(理屈の上で)
それで、現代キリスト教は「瓢箪の日陰から駒を出し続けた」という話になるわけだ。
■瓢箪をいちじくとする見解
「瓢箪」を絡めて考え、ここまで進んだが、実は「いちじく」とする考えもある。
現代ユダヤが国家を形成したのは戦後だが、宮廷ユダヤ人という存在はずっと前から世界に枝を広げていた。
あのロシア革命も、アシュケナジーユダヤが主軸となっている。
子供にも理解出来る「ぶどう」と「いちじく」の話で進める形もあったが、「瓢箪から駒」というテーマの方が推進力を備えていた。
いつかまた、「瓢箪」を「いちじく」と差し替えて話す事があるかも知れない。
■戦う狛(こま)
イエスより前のイスラエルは、戦闘集団であった。
「前の神」が、彼らを戦闘する民に育て上げ、周囲の住民を征服し、領土を広げて行ったのだ。
それは、コマでコマを弾く子供の遊びではないが、ユダ族のライオン戦士が常に先頭に位置して戦う姿で知られていた。
従って、「コマ」にはガスのように「中心軸を取り巻く」意味と、「相手を弾き飛ばす」という「戦いの意味」が秘められている。
【coma】コマ
(ギリシャ語)
1.髪の毛
2.彗星のガス状部分。
これは、「狛犬」の「コマ」でもあるに違いない。
子供が回して遊ぶ「コマ」も偶然の一致ではないだろう。
それにしても、
イエス以後の弟子たちが、「戦いを避ける集団」でないところがおかしいのだ。
キリスト教国家が、「God瓢箪」に覆われたお陰で「平和の君」が「コマ」を出す形が実現できた。
それは「驚き」、また「有り得ない」という評価を残すだろう。
「二枚目」の主が管理する現代キリスト教国家群は「瓢箪から駒」を世界に見せ付ける「とんでもない歴史」を続けて来たのだった。
(涼しい顔で)
彼らは、再臨したイエスになんと言い訳するのだろう?
その時期、「二枚目」は逃げていなくなっている。(?)
「瓢箪(の日陰)から駒」という話は、決して笑い飛ばせる軽いものではない。
白石宇井の眼の前で。
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