第226話 洗い浚い調べよう

「世の中の悪事が物凄い」

  「どんな風に?」

「ほら、これ!」

  「ウワーッ!」

「これも!」

  「ゲゲーッ!」

「今、ゲイツって言った?」

  「言ってないよ」


・・・

人々が知らない間に、

ありとあらゆる悪事が暴かれ、

その裁きが始まっている。



【有りとあらゆる】

あると考えられる全ての。



「ありとあらゆる」は、

この英語に繋がる言葉だ。



【all】オール

1.全部の、全体の。

2.あらゆる、あるだけの。

3.すっかり。



日本では「all」を

「アル」「アリ」と発音しているらしい。 



→ 「アル(all)だけ出せ」

→ 「アリったけのものを」



以下も関連する言葉。



【ally】アライ

原義: …と結ぶ

1.同盟、連合。

2.盟友。

3.助け、支え。



一部地域ではこう使う。


「日本は上層部が悪いんだって」

  「そんな事もあらい」



この「あらい」(ally)は、

「関連付け」を認める言葉。



「アライ」は「新井・荒井」などの氏名にも使われ、

同盟者や援助者、主要人物の縁者を「アライ殿」などと呼んでいたのだろう。



【allied】アライド

1.同盟した。

2.類似の、関連した。

3.婚姻関係の。



原意は「同盟」だから、大和朝廷がそのように認識していた人々かも知れない。




 ■「有り」は「関連有り」


日常語にも、「関連」を指す「有り」が多くある。


「お兄ちゃんはおやつ卒業!」

  「えっ、そんなのアリ?」


(ally)→ 兄 = 卒業



悪人を調査する時、こんな言葉を使う。


「洗い浚い吐け!」


この「洗い」は「関連の ally」と「全ての all」を意識して重ねているかに思える。




 ■「心」天にありとは?


イエスの言葉に、こんな表現もある。



マタイ

6:19 (宝のある所に心あり)

あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。


6:20

むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい。


6:21

あなたの宝のある所には、心もあるからである。




天に宝が蓄えられる。

そこに「心もある」。


意味は・・・


「あり」がヒント。


→ 関連付け


これは今の理解だが、


「あり」は即ち、

パソコン画面にある


→ リンク


それは「お気に入り」のようなもので、

覚えめでたく、我々にとって「宝の記録」となる。



地上で書状や巻物に記されたとしても、虫食いや焚書や盗難で消失してしまう。


天にはそれが無い。



そんなわけで、

「ally」は、

「洗い浚い(全てを)調べ」た結果のリンクであるのかも知れない。


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