第225話 キカヨンの正体

「ヨナ書に大きな謎があるね」

  「どの分?」

「ヨナの頭の陰になった植物」

  「キカヨンでしょ?」

「そう、聞いた事ないよね」

  「うん、調べても出ない」

「正体は何だろう?」

  「これは難解だ」


・・・

ヨナ書の中で、ヨナの頭上を覆った植物は、通常


→ 「トウゴマ」


訳によっては「瓢箪」とされていたりする。


ところが、ヘブライ語原典にあるのは・・・


→ 「キカヨン」

(Kikayon (קיקיון))


この植物名に該当するものが、どこにも見当たらない。



あちこちのリンクを知らべた。


ウイキペディア

https://wikipredia.net/ja/Book_of_Jonah


heartfulwill77の日記

https://heartfulwill77.hatenadiary.jp/entry/2016/05/08/191114


しかし、不明。


ヨナの頭上を覆った重要な植物名が完璧に消されているのだ。


資料という資料を、誰かが消しまくっているらしい。


消すとすれば「鬼」であり、自分たちの都合が悪くなるから躍起になっているのだろう。



※ 実は鬼の心理を分析して記述しておいたのだが、うっかり保存を忘れて消えていた。鬼はこうしたやり方で記事を消す。




 ■娘を保護しようと?


直感から切り込めば、こうなる。


世の神の関心事は→ 自分の娘


その名は「ユダヤ」。

一般にアシュケナジムと呼ばれる。

(亜種家)


1948年、彼女は世の神の娘として国家を擁立。


それ以来、全世界に枝を広げる巨大な樹木となり、キリスト教世界が彼女に貢ぐほどになった。


「極東に真のユダヤが居る」などという話は、彼女の勢いに押されて相手にされない。


むしろこう言われる。


「あなた十部族でしょ?」



ヤコブの息子たちのうち、「王権」は「ユダ」に付与されており、「ユダヤ」という名を持てば、キリスト教組織も一目置くのだ。



十部族には王権がないから、日本が十部族で了解してくれれば、亜種家の一人天下である。



しかし、恐ろしいのはイエス。


なにしろ、イエスが呪うと「いちじく」と呼ばれる組織が枯れてしまったからだ。


「実の無いいちじくだな」

「お前からは誰も食べないように」


たったこれだけで、歴史あるユダヤ教の組織が消え去ったのである。


これを恐れるのは、組織を住まいとしていた鬼。


→ イエスに呪われたら枯れる


現在、中東に座っている亜種の「ユダヤ教組織」も、「いちじく」と分類される。


イエスが来て「実」が無ければ


→ 枯れる


「いちじくはどこにいる?」


ここでもし、こんな返事があったら・・・


  「ヨナの頭上を覆ってます」


こうなると、吟味が始まるだろう。




 ■実質はあるか?


世の神の娘は、世界に「実」を提供しただろうか?



実→ 誠実さ、実直さ


キリスト教世界が一目置いている「いちじく組織」が、もし誠実なら・・・


常に、こんな発信をするだろう。


「戦争するな」

「弱者を虐げるな」

「神に恥ずかしいぞ」



ところが、

そんな声は聞こえて来ない。

「日陰」だけは提供したが。


二枚目のヨナは、その陰で涼しい顔が出来た。


御天道様に内緒で戦争を起こしても、その正邪を吟味されず、実に寛容なユダ族が頭上に日陰を提供してくれている。


世界に奴隷制度や搾取による貧困があっても大丈夫。


しかし、ユダ族の王ダビデなら、これを決して許さないだろう。


「責任を取れ!」



そして、到来するイエスは王の王だから、弱者への虐待には、必ず報復する。


イエスは、たった一つの「印」がヨナ書だ・・・と告げていた。


ならば、夜明けに枯れたくない勢力は、「キカヨン」と「いちじく」の関連付けを恐れ、詳細を消滅させたいと考えたのだろうか。


つまり、「キカヨン」が「いちじくの亜種」だとすれば、夏の時期にも実を着けておらず、彼らはヨナ書の成就に巻き込まれてしまうのだ。


鬼が言いたいのはこれだ。


→ 枯れるのは「この木」じゃないぞ


ヨナの夜明けに枯れるのは

→ 「どこかの組織」だ


「我らの樹木」は安泰のまま続く・・・

(あっち向いてホイ)


はたして、そうだろうか?


「キカヨンの正体」に、我々はもう気付いている。


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