第220話 あなぐる神の脅威

「意味不明の古語があるよ」

  「どんなの?」

「あなぐる」

  「聞いた事ないなー」

「でしょ?」


・・・

問題は「あな」にある。



【探る】あなぐる

(索る)とも書かれる。

1.探る。探し求める。

2.探り調べる。

  穿鑿(せんさく)する。



こちらの「あな」と合致する。



【analyze】アナライズ

1.分析する。解明、解析。

2.精神分析する。



聖書は、神の眼はどこにでもあり、全てを見通している・・・と教えている。



それで「穴賢」の「あな」も、分析してみたら「畏まる」しかない状態だった・・・と告げているのではないだろうか。



【穴賢】あなかしこ

1.ああ恐れ多い。

  もったいない。

2.恐れ入ります。

  (呼び掛け)

3.決して。(…ではない)



漢字の「穴」を当てると、どうしても影響を受けてしまう。


ただ、意味としては「アナライズ」であり、本物の信仰心が有ればこう思うはずだ。


「神は何もかもご存知」

「決して騙せない」


現代人は量子コンピューターの存在や、ビデオ録画で記録が残せる事を知っている。


まして創造主なら、誰がいつどこで何をどうしたか・・・を把握できているとすべきだろう。


→ 宇宙のアカシックレコード


技術者に、それが予想できるのだから神官は尚更じゃないだろうか。


そして今、我々は神の国の到来を間近に控えている。


神のあなぐる力の完璧さに気付いている人々は、幸いである。


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