第218話 腹黒と腹白の戦い

「あのチーム、卑怯だよ」

  「どんなふうに?」

「反則ギリギリをやる」

  「観客の目があるでしょ」

「トリックで誤魔化すのよ」

  「へー」


・・・

例えば、ちょっと当たると

→ わざとコケる


大袈裟に痛みを訴える。

(相手を悪く見せる)


芝居を通して、相手を悪者にする手法は、政治の場面でもよく見掛ける。


「奴らが殺したんだ」

「ほら、こんな子供まで」


しかし実は、首脳部が「自国民を殺せ」と秘密の命令を出していたりする。


金を出せば、「偽装」を手伝う暴徒はいくらでも集まるだろう。


これを見破れる人は少ない。

過去に、同じ話を見聞きしていなければ。


腹黒い人物ほど、善良さの仮面を被り、大衆を見事に騙すのである。




 ■鬼は人を悪者にする


マスコミを善良の組織だと信じ込んでいると、冤罪の量産を手伝う羽目になる…


我々は、そんな時代に生きている。


実際、キリストイエスは「悪人」として処刑されたが、真実はどうだっただろう?


鬼はこのように、人や国家に汚名を着せるのが常である。


悪人が善人を「悪人」と呼んで処刑して来た歴史がある。


権威はそのために利用されるというのが宿命なのである。


なぜなら、世の神がサタンであるからだ。



サタンという名は通常

→ 敵

と訳されるが

黙示録から読み取ると…


→ 誹る者

 (訴える者)



【誹る】そしる

(謗る)

非難する。

貶(けな)す。



黙示録

12:10その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、

「今や、われらの神の救と力と国と、神のキリストの権威は、現れた。

われらの兄弟らを訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。



相当な嫌われ者だ。



ヨブ記におけるサタンは、善人であったヨブを「試せ」「疑え」と急き立てた。

(誰にでも吠えまくる犬の性)


上に立つ人々は、

正しく判断しよう。

ホントに悪人かどうか・・・


サタンのように嫌われないために。




 ■日本は「目の敵(かたき)」


サタンの心理はこう。


「あの国は潰さねば」

  「なぜだ?」

「イエスの弟子の国だ」

  「どうやる?」

  「神輿があるぞ」

「そう、まずそれを…」


近道は、

大祭司を挿げ替える事。


そして、無敵のアークを地下に封印する。

これによって、神国も倒せる。


もし、モーセ以来の祭司なら、普段は神殿に安置し、祭りや戦いでは神輿を最前線に出す。


頼るべき神からの武具を、地下に隠すなど思いつきもしないだろう。


(それは実に失礼な行為なのだ)


作法の国である日本が、神輿に関する作法を逸脱した背景には、「龍の吐いた水」も影響している。


※ 奈良や鎌倉の大仏は、神道の神にとっての苛立ちをもたらした。


しかし、外庭が諸国民の雰囲気であっても、肝心の神殿に神輿があれば神風は吹いただろう。


とすると、日本海海戦の頃までは、アークが機能していた可能性がある。


そして、第二次世界大戦前夜から、機能が停止させられたとすれば…


鬼は、計画通りに動いていたと読める。


※ 敗戦国日本は今、「真珠湾の卑怯者」として、歴史に名を残している。



鬼と戦っている人や国家が、鬼によって悪者にされて来た人類史だったが、それも終わりに差し掛かった。


ベールであったトウゴマが枯れると、我々は真実を知るだろう。


腹黒と腹白の戦いは、

正しく結着する。


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