第7話 ありがとう。
そして受験直前、僕は緊張からか震えてました。人の視線もまだ怖い状態で、でもおばあちゃんやボランティアの人、家庭教師の人に良い報告がしたいと思い精一杯頑張りました。
そして受験の結果は・・・合格。嬉し涙が出てきました。普段泣いているところを見せないおばあちゃんも泣いてました。
ボランティアの男の人にも合格したことを話したら自分の事のように嬉しがってくれました。ボランティアの男の人は転勤することが決まっており、お互い4月から頑張ろうねと言いました。男の人と喋れるのが最後の日、帰ろうとした時僕はダッシュで目の前に立ち、「今までありがとう。僕を変えてくれてありがとう」と言った時男の人は泣きながらうなずき顔を隠しながらあまり何も言わずに車に乗り帰りました。
そして家庭教師のお兄さんにもいつものように友達感覚で話しながら「ありがとう、お兄さんたちのおかげで僕は変われた」と言うとお兄さんはいつものように「おぉう。」と言いながら泣いてました。その時こんなにみんなから助けられ、心配され、応援され、想われていたんだと思い、泣きました。
みんな、ありがとうほんとに。今でもずっと思います。
今不登校の子供を抱えて悩んでいる人いたら、伝えたいことがあります。
ゆっくり暖かい目で見てあげてください、そして諦めないで信じてあげてください。
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