第7話
ミアの相手するのが面倒くさいと思って嫌になってきていたら、そこでお父様が近寄ってきた
「ミアさん君は何がしたいんだ、いい加減なことを言って、エリーの評価を下げるようなことしないで貰おうか、エリーは勘当されたんじゃなくて、自分から君たち家族と縁を切ったんだ」
「叔父様、ミアはそんなつもり無かったの、お父様はお姉様が出ていってから、お姉様は出来損ないだったとか、あんな奴もう娘でも何でもないとか言ってたから、お父様が、お姉様を勘当したと思ったの」
「君はエリーのこと馬鹿にしてるのか?今まで一緒に住んでたなら、父親の言っていたことが、違うのは直ぐにわかることだろ」
いつの間にかお母様に、お姉様にリオンまでもが集まってきた
皆、ミアに対してすごく怒っており、周りの人も少し怖いのか、お父様達から少し距離を開け始めた
「私の娘を侮辱されてすごく不愉快ですわ、ミアさんとその婚約者さんはこの会場から出て行ってくれます」
レオン様もさすがに自分よりも身分が上のお父様とお母様を怒らせてヤバイと思ったのか、抵抗するミアを引きずって会場を後にした
その後のパーティーは最初っから何もなかったかのように、ミア達の話しは全くでなかった
だけどおそらくこのパーティーを境に、コルベール家や元実家との関わりを避けていく貴族は増えると思う。
両親とミアとレオン様は自業自得だけど、コルベール夫妻には同情する
リオンとお姉様は息子の躾をちゃんと出来なかったのだから仕方ないと言っていた
これでミアも少しは反省して大人しくなればいいけど、学園に入ってもあのままじゃ誰からも相手されなくなってしまうだろう
取り敢えずミア達の事は一旦忘れてパーティーを楽しむことにした
このパーティーでお友達と、婚約者候補を探すつもりだ
お友達はお姉様の親友の妹さんが、私と同い年なのでお姉様達も交ざって話が弾んで仲良くなれそうだ
婚約者探しに関しては全く進まない、婚約者を探そうにも、近付いてくる男性はリオンが直ぐに追い返してしまうのでなかなか会話が出来ない、リオンの友人と会話してたら、こいつはあれがダメだ、これがダメだと悪いところばかり教えてくるので、候補には選びづらい
リオンは少し過保護すぎる気がする、
私が悪い男でも捕まえると思ってるんだろうか?
婚約者探しは難航しそうだ
お父様にでも任せるしかないかな?
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