第5話
あれから1ヶ月たちパーティーを開く日になった、入口で参加者を出迎えをしながら、お父様とお母様が皆に私の事を紹介してくれた。
皆さん歓迎してくれて正直ホッとしました。
「エリー様もあと数年したらお嫁に行ってしまうから、シオン様も父親として複雑ですね、エリー様は美人ですからおモテになりそうですし」
「そうなんですよ、可愛い娘が出来たと思ったら嫁に出さないといけないですからね、当分は悪い虫が近付かないように、眼を光らせますけどね」
「ふふふっ男性は皆、娘に対して一緒ね、私の旦那も娘が結婚するまでシオン様と一緒でしたわ」
「あらっ奥様のところも?私のところもよ、娘はまだ小さくて何年も先の話なのにね」
大人達が話してるのを横で聞きながら、愛されてることを実感できたけど、なんだから恥ずかしくて居たたまれなかった、
皆で話していると、元婚約者のご両親が会場に入ってきた、私たちに気がつき
「今日はご招待ありがとうございます。エリーさんもお久しぶりね、息子との婚約は無くなってしまったけど、これからも仲良くして貰えたら嬉しいわ」
私は何て返して良いかわからなくて、曖昧に微笑むしかなかった
お父様が然り気無く私の前に立ち
「コルベール夫妻本日はご参加ありがとうごさいます。御子息はご一緒ではないのですか?」
「息子は予定があるみたいで、少し遅れるそうなんだ、そんなに遅れないと思いますがすみません」
「いやいや、息子さんもまだ若いので、人付き合いで忙しいでしょう」
さすがに息子の元婚約者と居るのは気まずいのか、少し話して2人は離れていった
パーティーも中盤に差し掛かり、それぞれ親しい人と集まり話しに花を咲かせていた
お母様はご婦人達と噂話や夫の愚痴で、盛り上がってるみたいだ
お父様は同じ年代の殿方と仕事の話や武勇伝で、盛り上がっている、たまに若い女性が擦り寄っていくが、全く相手にしてないみたいだ
リオンとお姉様は友人達と、話しているみたいだ
私は周りの観察をしながら、たまにお姉様達に交ざって、パーティーを楽しんでいたら、なんだか入口付近が、騒がしくざわついていた
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