心理検査
ついこの間、心理検査を行ってきまして、その結果が出ました。
そもそも心理検査というのはどのようなものをやるのか説明しましょう。
まず、心理検査では複数のテストを行います。どのようなものを行うかというと、積み木のようなものを使って、パズルを解くようなもの。数学の問題を聞いて頭の中で解き、それを言葉で言うもの。また言われた数字を順番に言ったり、または逆に言うもの。言われた二つの言葉の関係を言うもの。そして単語の意味を答えるものでした。
ここまで羅列したものは、1日目に行ったものです。
2日目に行ったものは、ある状況を示した絵のセリフを入れるもの。そして木の絵を3つ書くというものでした。
この2日間のテストを行って、私の心理状況を見たというのです。
さて結果のほうですが、ASD、アスペルガー症候群や自閉症スペクトラムといった発達障害の傾向が見られるという診断でした。
平均としてのIQは普通の人より高く、複雑な物事を言葉で考えることや、情報を整理して状況を判断する能力が優れているとのことです。ただし、処理能力がほかの人より劣っているらしく、平均以下とのことでした。
しかしこの傾向は、ASDの人のみでなく、自分が患っている強迫性障害の人にも見られる傾向であるとのことです。
また、自分の内部には相当なエネルギーが備わっていたり、仕方のないことを自分のせいにする傾向もあるとの見方を指摘されました。
正直、今の自分に当てはまっているものが多いのでびっくりしています。
さてこの結果を受けて、私は非常に微妙な気持ちです。
それは、本当に自分がASDや自閉症スペクトラムであるのかがはっきりしていないということです。
主治医曰く、病気になる事は決して良し悪しで判断されるものではなく、傾向として捉えられるべきであるとの言葉をいただきました。
しかし、こうもはっきりとしないと、少しむず痒い感じを覚えます。
そして、それは私の本当の姿が霞んだとも言うべきでしょう。
私の本当の自分はどこにあるのか、どういった姿をしているのか。この辺がすりガラスの向こうに行ってしまったような感覚を覚えるのです。
一体本当の自分はどこにいるのでしょうか。
それとも、本当の自分なんてどこにもいないのでしょうか。
私はアスペルガー症候群であることを言うべきか言わざるべきか、悩ましい状態が続いています。
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