副作用

 皆さん、ジストニアという言葉を聞いたことありますか?

 某フリー百科事典なんかにも載っていますが、精神病を患っている上で避けられない物だと思います。知らないですけど。

 さて、ジストニアを検索した方もいるかもしれません。そうではない方に向けて、ジストニアとはどのようなものかを説明したいと思います。

 まず、ジストニアというのは、様々な要因で起こる筋肉の異常な収縮や姿勢異常のことを指します。この様々な要因で起こるというのが遺伝だったり、後天性だったり、原因不明だったりします。そのため、一部の症状は難病に指定されていたりします。

 さて、私の場合、どのような要因で、どのような時に現れるのでしょうか。

 私の場合は、薬を飲んだ時に現れます。薬を飲んでから数十分で症状が出始めます。

 まずは手に違和感が発生します。ほんの少し力を入れただけで、手を握るような感じになってしまうのです。この症状は主に左手で強く出てきます。

 そして、しばらく時間が経過すると、症状はもっとひどくなっていきます。

 手首の角度が変な方向に曲がってしまうのです。詳しくいうと、内側に向かって曲がってしまいます。この症状は主に右手に出てきます。この症状が出ると、まともにパソコンのマウスを操作することも敵わなくなります。

 左手は手が開かなくなり、右手は手首が曲がる。さらに、肩に力が入り、ビート〇けしさんのようになってしまいます。

 この状態ではまともにパソコンを操作することも困難です。

 対処法としては、ベッドに横になり、全身の力を抜くことです。

 力を抜くことで、スッと症状が和らぎ、なんとか執筆できる状態になるのです。

 皆さんがこの症状を体験するとするなら、息も真っ白な極寒の冬の中で手袋もなしにタイピングするような感覚でしょうか。まったく動かない点で似ています。

 さて、どうしてこのような症状が出るのでしょうか。

 それは飲んでいる薬の副作用にあります。

 飲んでいる薬の中には副作用として、遅発性ジスキネジアを発症する恐れがあるものが含まれています。もともと抗うつ剤として服用されるものですが、それが悪さをしているようですね。


「なら服用をやめればいいのでは?」


 という声が聞こえてきそうですが、残念ながらそういうわけには行きません。通院当初、勝手に服薬をやめて、主治医に怒られたことがありましたので。

 今回は、意外なところで苦しめられている副作用についてお話しました。

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