動植物

 私が強迫性障害で、いろんなものが触れないことは周知の事実でしょう。


「だったら、そのほかに触れないものがあるのか?」


 もちろんあります。

 今回はその話をしましょう。

 さて、触れないものの一覧をここに羅列すると、さすがに余白が足りなくなるので、特徴だけを行ってみましょう。

 まずは、外に置いてあるものです。これは自分の体や他人の体、物品など、ほんの少しの例外を除いてすべてです。例えていうなら、家の外壁や敷地を区切る塀、電柱や植物全般が無理です。さらに車のボディも触ることができません。取っ手の部分はかろうじて問題ないくらいですかね。

 そのほかにも、動物全般も触ることができません。これは動物園にいるものや、家で飼われている動物も含みます。動物って必ず手足が地面についているうえ、容赦なく体を地面に横たわらせたりするんですよ?無理じゃないですか。それに猫なんかは勝手に机の上に乗ってきたりするもんだから、私としては発狂ものです。

 さらに昆虫関連です。夏場に多い蚊や変な虫はまだいいものの、言葉にするのも憚られるGなんかは絶対に触れません。その場にいた場所も触ろうとも思いません。Gを発見したときは見ないふりをするか、殺虫剤をまき散らして必ず仕留めます。仕留めたあとは、割り箸を用いて外に捨てに行きます。なんであんなものをいつまでも室内に入れておくんですか。

 とまぁ、こんな感じで、触れる動物なんて数少ないものなんです。小動物もどうかと思うくらいです。

 時々テレビ番組で、動物と触れ合うというものがあったりしますね。私としては、よく触れるなと感慨深くなるときがあります。生物によっては表面がヌメヌメしている生物がいたりしますね。そんなものに触るくらいなら、静かに逃げ出したほうがマシです。

 室内に目を向けてみると、ホコリや床、その他皆さんが想像するであろう様々な「汚れ」に触れることができません。

 今回の話で言いたかったことは、動植物に触れることができないということです。特に普段飼われている犬や猫なんかは、ほぼと言っていいほど体全体が床と接しているため、一緒の部屋にいる場合は要注意です。


「では人間はどうなんだ?」


 とも思うでしょう。まだ赤ちゃんや幼児、小学生の子供なんかは手当たり次第物に触るなんてことをするでしょう。特に、赤ん坊なんかはハイハイをする時なんか、床を常に接しているため、どうにもなりません。

 というか、自分が子供を持つようになったら、一体どうなってしまうんでしょうかね?今からでも恐怖してしまいます。

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