強迫性障害と潔癖症
私の症状は強迫性障害です。これは皆さん散々聞いていることですね。
では、これまで私の症状を聞いて、こう思った方もいるのではないでしょうか?
「それ、単なる潔癖症じゃね?」
結論から言います。
まったく違います。
今回は、私の知識と調べればすぐに出るようなネットの知識から、私の強迫性障害と潔癖症の違いを見ていきましょう。
皆さんは潔癖症と言われてどのようなことを思い浮かべますか?
私としては、まず掃除をよくするということでしょう。少し前にテレビの企画で、「汚部屋」と呼ばれる部屋を、潔癖症の芸能人がきれいに片づけるというものを見たことがあります。その企画では、潔癖症の芸能人が、自分の持てる知識と道具を使って、汚部屋をきれいに片づけることが出来たということをやっていました。
大抵の場合、潔癖症の人間は部屋が清潔に整っているというのが特徴だったりします。
私の場合、一人暮らしをしていた時の部屋は、細かい所はホコリや髪の毛が落ちていました。しかし、それで問題はないのです。なぜならそこは部屋の中を移動する動線から外れている場所であり、普段から触るわけではないのです。
そして、潔癖症の人間は、汚い状態があまり好まない状態であり、自ら進んできれいな状態にしようとします。そのため、掃除用具などが充実しており、その知識も豊富です。
私の場合、掃除用具自体が汚いものだと考えており、そのため対策なしには触ることが出来ません。例え、それが店頭で販売されている新品であったとしても、触ることをためらう程です。
そして、最大の差というものが、掃除したものを触れるか、という点だと思います。
一般的な潔癖症の場合、例えばシンクの汚れがあったとしましょう。そもそも潔癖症の人間は、わずかな汚れが発生する前に定期的な掃除を行うことでしょう。そして、それを触ることができるかもしれません。ここ、仮定なのは私が実際に潔癖症の人間にあったことないからです。
その点、私の場合は、汚れが発生するまで放置し、さらにそれが触れないため余計放置してしまいます。結果、ひどい汚れに発達するまで置いておくことになるのです。そして、意を決してそれを掃除したとしても、シンクの底には触ることが出来ないという特徴があるのです。
今回は潔癖症と強迫性障害の違いをお話しました。この世間一般の認識との違いを埋めることが、重要であることだと考えています。
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