15 ファミレス:伊織とふたりでおゆはん

 正直に言えば、結構後悔していた。すっごく後悔していた。

 だって、自分から「行く」って言ったのに。なんにも連絡しないまま帰ってしまうなんて、人としてダメじゃない? 

 それに、何を期待していたわけでもないけれど、真鍋と一緒にいられる機会を棒に振ってしまったことはとてももったいないことと思われた。もったいない、って思っている時点で何かを期待していたことになるのかな。何か、彼との関係に変化があることを望んでいたのかな、わたしは。もしもそうなのだとすれば、なんだか残念だ。わたしはわたしを残念だと感じる。彼と特別な関係になりたいわけではないはずなのに、ならなくてもよいと言い切りたいのに。

 ままならないよなあ。自分の心すらままならない。思春期にある彼ら彼女らの頭をおめでたいものだと軽蔑する一方で、わたしもまたその一員でしかないのだ。彼らに抱く昏い気持ちは、自己嫌悪そのものなのだ。

 ずこーっ、とグラスの底にたまったオレンジジュースをストローで吸う。氷が溶けて薄味になってる。なんとなしに眺めていた窓の外で大通りをトラックが過ぎていった。がろんがろんと重たいエンジン音、屋内のはずなのに振動がこちらにも伝わってくるよう。すっかり日は沈んでいたけど、道沿いには飲食店他様々な店舗が並んでいて、街灯もあって随分と明るかった。日の短いこの季節、暗くなったとはいえまだ大通りには人影も車も多く行き交っている。よく見知った道だったけど、普段は早朝にしか見ないから幾らか新鮮に映った。

 チリン、と高い音がすぐ近くで鳴る。金属がガラスに当たって澄んだ音を立てる。

「ごちそうさま」

 続く満足げな伊織の声。頬杖ついたまま目を向ければ、弟はデザートにと頼んだパフェを平らげたところだった。両手を合わせてにこにことしている。

「たまにはいいよね、外食もさ」

「先週も行ったじゃん、若宮と」

 わたしは肩をすくめて応えた。

 朝のジョギングで使っている道沿いに、最近新しくファミレスが出来た。もともとチェーンの喫茶店か何かが入っていた建物がそのままファミレスにすげ替わっただけだったけれど、ここらじゃ見ないお店だったし、一度何かの機会に来てみたいと思っていた。ついでに期末考査の勉強もしてこようか、なんて。

 ……夕飯時に、そんな理由をつけて家を出た。嘘は吐いていない。

 家族ごっこの好きな両親は初め一緒に行こうと言って聞かなかったけれど、強く拒絶したらさすがに黙った。日中の出来事に対する鬱憤も溜まっていたせいか久しぶりに大きな声が出てしまって、オレンジジュースを飲むとちょっとだけ喉が痛かった。

 弟はわたしを心配してついてきた。ひとりでも出ていくつもりだったけれど、待ってよ、と追いかけてきてくれたときには少なからず安心した。伊織の手には両親から受け取った現金があって、ファミレスに行くには多すぎる気のするそれを、わたしたちは遠慮なく使った。

 わたしはともかく、ほとんど外食をしない伊織はいたくご満悦の様子で、デザートまでぺろりと食べて満面の笑みだ。無邪気で子どもっぽい笑顔。いくらでも見ていられるくらいかわいい。

 でも弟もお年頃だから、いつまでも見つめていたら恥ずかしがって顰め面になってしまう。にやにやと眺めるのも程々にして、わたしは一度席を立った。せっかくドリンクバーを頼んだのだ、飲まなきゃ損というもの。

「伊織は何か飲む?」

「んー、じゃあジンジャエール」

「はいよ」

 空になったグラスを二つ持って席を立つ。新しく出来たお店とあって、ただのファミレスだけれどそれなりの客入りだった。夕飯時というのもあるのかも知れない。若者の楽しげな、ともすればやや場にそぐわないような大声とか、子どもの甲高い笑い声とか、それらの合間を埋めるような大人たちの談笑とか、聞いているだけで目が回りそうになる。窓際の席に座れてよかった。そうじゃなければ来たことを後悔していただろう。

 オレンジジュースとジンジャエールとを持ってふらふらと席に戻ると、伊織が携帯電話をいじっていた。ぴこぴこと操作する顔は真剣そのもの。弟は機械音痴だから、携帯電話を使っている姿すら珍しくて、席からやや離れたところで立ち止まり、ちょっとの間見守っていた。

 何をしているんだろう?

 伊織ができることと言えば、通話かメールくらいのものだから、ぽちぽちボタンを操作している以上、やっていることはメールなんだろうけれど。相手はクラスメイトかしらん。

 つつと近寄ってみる。

「誰とメール?」

「ん、や、いや。友達」

 出し抜けに声を掛けた自覚はあったものの、伊織はこちらの想定以上に動揺した。慌てた様子でパチンと携帯電話を折りたたんでテーブルの隅っこに置く。……怪しい。あからさまに怪しい。

「なに、カノジョ?」

「あはは、違うよ。僕、カノジョ居ないし」

 これはどうやらホントのよう。わたしの弟センサーがそう言ってる。

 何か隠しているのは間違いなかったけど、伊織がわたしに隠すくらいだから余程のことなのだろう。他に聞き出すとっかかりもなかったし、別段の不満もない。まあいっか、と諦める。必要なら必要なときに言ってくれるだろう。伊織はそういう子だ。それに、わたしが散々迷惑を掛けている弟の、ささやかなプライベートくらいはせめて守ってやりたかった。

 追及はせず、席に座って、伊織の前に飲み物を置いてやって。お礼の言葉を聞きつつストローに口をつける。やっぱり喉が痛い。今日明日は我慢しなきゃかな。明日かぁ。明日も学校に行かなくちゃなあ。

「ねえ悠宇ちゃん」

「んー?」

「学校でなにかあった?」

「え、なんで」

 わたしの思考を読んだかのような問いかけだ。顔に出ていたかしら。有り得る、わたしはすぐ表情に出してしまうから。

 伊織は少し迷ってから続けた。

「ほら、今日、お弁当残してたし」

「あー……」

 そうだった。食べるタイミングなんてなかったし。

 ストローから口を離して、ソファの背もたれにぼすっと身を預けた。グラスに結露した雫を片手ですくう。伊織へ目を向ければ、ジンジャエールをちうちうやりながらも不安げな顔をわたしへ向けている。不安げでありながら弟の目には確信が宿っている。どうせ無駄だろうからと特別隠しているつもりもなかったけれど、言い当てられるとどうにも後ろめたい感じがした。あと、恥ずかしさも。お姉ちゃんとしてのなけなしのプライド、みたいな。

 友人とうまくいかなくて困っているとか、意中の先生ひととの約束を破ってしまって後悔しているとか。そう言ってしまえばなんともありきたりな悩みではないか。そんなことに振り回されている自分が情けない。伊織に対して今更保たなければならない体面など残っているのかは疑問だけれど、言いづらいものは言いづらかった。

「まあねー。お姉ちゃんも色々あるんですよ」

 だから素直に認めつつも、詳細は誤魔化してお茶を濁した。追及してくれるなと顔を外へ向けたのは、些か拒絶的な態度になりすぎたかな。まあ弟なら、許してくれるだろう。

 伊織も察してくれて、「そうなの」と一言口にするだけに留まった。

 なんとなく弟の顔を見られないのは、やっぱり隠し事が後ろめたいからなんだろうか。窓の外を見ながら思う。

 友人たちに秘密を持つときのような罪悪感は薄い。だけれど心配を掛けてしまっているのは申し訳ないと思う。本当のことを話しても伊織は絶対わたしを嗤ったりしない。それを分かっていても話せないのは、弟を信じられていないから? ううん、そんなことない。絶対ない。

 店員が静かにテーブルの傍までやってきて、パフェの容器を回収していった。伊織がぺこりと頭を下げている。

「さて、僕は勉強をするよ。せっかく重い教材まで持ってきたわけだしね」

 横に置いていた鞄をがさごそと漁って、伊織は筆記用具やらノートやらワークブックやらを取り出す。わたしと同じく来週から期末考査とのこと。頑張ってほしいものだ。わたしも、頑張らなくちゃなんだけど。放課後に生物準備室でやるつもりだった勉強をしなくちゃなんだけど。

 弟に倣って勉強道具をバッグから取り出そうかと思ったところで、ずっと眺めていた外の景色を、ふと人影が横切った。すぐ目の前の歩道を、ランニングウェアをばっちり着込んだ男が走っている。その姿をしばし目で追いかける。明るいとは言え夜闇に人工の光では人相まではすぐには判然としない。それでも目が離せなかったのは、予感があったからだ。

 あれは真鍋ではないか。

 何度確認してもそうだった。イヤホンをしている。ランニングウェアを着ている。見慣れた彼とはまるで違ったけれど、確かにその男は真鍋だった。

 真鍋の姿はあっという間に見えなくなった。

「どしたの悠宇ちゃん。今の人、知ってる人?」

「ん? ああ、うん。学校の先生」

 伊織に答えながらも、なんとなしに彼の消えた方向へ目をやってしまう。真鍋もこの道、走ってるんだ。家、この辺りなのかしらん。もしかして、真鍋の使っている駅っていっこ前のトコだったりする? 案外近くに住んでいるのかも知れない。

 つん。頬をつつかれた。誰に、ってそりゃまあ、伊織に。

「なにすんのよ」

 目を向けると、伊織がいじけたみたいに口を尖らせている。

「なんか面白くない顔をしていたよ」

「なにそれ」

「わかんないけど……」

 変なの、とわたしは伊織の頬をつつき返してやった。くすぐったそうに首をすくめている。弟はそれで満足したらしく、自分の前に広げた教材へ意識を戻した。かわいいヤツめ、まだまだ甘えたさんなのかしら。

 明日、真鍋に会ったらちゃんと謝ろう。そして走っている姿を見たことを話してやろう。そしたら彼はどんな顔をするのかな。わたしも同じ道を朝に走っていることを話したら、驚いてくれるかな。

 そんな甘ったるい期待に胸を膨らませつつ、わたしも勉学に励むことにして、リュックから勉強道具を取り出した。赤点さえ回避できればいい。欠伸交じりに思う。定期考査なんて、よい成績を目指すのでなければ教師に言われた範囲をやっておけばなんとかなるものだ。一週間前ではあるけれど、実はそれほど切羽詰まってはいなかった。

 いつもだったら若宮や須永とどこかに集まって勉強をしていたのかも知れない。でも今回、それは望めないだろう。別に望んでいるわけでもないんだけど。彼女たちと距離を置こうと決めてから、幾らか心が軽くなっている自分があるのは事実だった。もしかしたら、友人以外に、ができたからだったりして。そんな自虐に過ぎる考えは、そうでなければいいな、という曖昧な願望で上書きしておく。だってそれでは、まるきり両親と同じ思考回路ではないか。

 古典の教科書とそれに対応した参考書とを見比べながら、授業で使ったノートを目で追っていく。書けば覚えるとか嘘だ。書いている間は書くことに一生懸命なんだからなんも記憶なんかできやしない。だから考査に向けた勉強と言えば、専らこうしてノートを眺めているばかり。

 中間考査のときに若宮たちには、ちゃんと勉強しろ、と言われたな。こっちとしてはしているつもりなんだ。

 勉強ってのは、やり始めるのに高い壁があって、始めてしまうと意外と集中力は持続する。別に楽しくなんかないけれど、他のことを考えなくていい、という点では楽なのかも知れない。

 だから、突然にテーブルが振動したときには驚いた。

 ブブブブ……

「ひゃっ、なに」

「ごめん、メール」

 喧噪が戻ってくる、匂いが戻ってくる、現実が色づく。

 深く呼吸をした。まるでずっと息を止めていたかような気分だった。柄にもなく集中しきっていたらしい。

 伊織がぎこちなく携帯を操作する。それを見ながらオレンジジュースを口に含めば、すっかり氷は溶けて、薄く、ぬるくなっていた。結露でグラスもコースターもびしょびしょだ。テーブルにまで広がってしまった部分は、端に置いてあったペーパーで拭く。教材にまで染みたらよれてしまう。。

 伊織が眉根を寄せながら、探り探りに携帯を操作する。向かいに座るわたしには画面が見えない。うぅっ、と思い切り伸びをしてから言う。

「さっきの友達?」

 カマかけのつもりだったけれど、返答はすぐにあった。

「違う、お父さん」

「……あ、そう。まさかこっちに来るとか言い出したんじゃないでしょうね」

「いや、違うみたいだよ。いつ頃帰ってくるのか、っていうのと……」

 伊織は顔を上げずに言う。腕時計を確認すればもう二一時を回っていた。そろそろ帰らないと補導される時刻になってしまうな。田舎町のくせして、あるいは田舎町だからなのか、この辺りは妙にポリ公が若者へ目を光らせているのだ。余裕をかましているとすぐ声を掛けられてしまうらしい。若宮が前に何度かそういうことがあったと言っていた。いずれも姉と一緒だったから事なきを得たようだけれど。

 家に帰るのは憂鬱だ。そう言ってしまうとまるで不良少女のようだが、なるほど、世の不良と呼ばれる少年少女は案外こんな心境なのかも知れない。わたしは体制に刃向かう度胸も気概も持ち合わせていないから、実行には至れないけれども。

 尚も伊織は携帯をいじくっていて、その難しそうな顔を見るに、どうやらまだメールの文面を確認しているよう。なに、ヤツからのメールはそんなに長文なの。

 やがて顔を上げた伊織が、ぽつりと言った。戸惑うような、あるいは単に訝るような、そんな表情をしていた。

「悠宇ちゃんは、煙草、吸わないよね?」

「え? うん、吸わない」

 意図が読めず、ただ頷く。煙草は嫌いだ。

「お母さんも吸わないし、お父さんは吸うけど、それだってたまぁにらしいし、僕たちはお父さんが吸っているところを見たこともない。もちろん僕も吸っていない」

「まあ、そうねえ」

「じゃあさあ」

 伊織がひと呼吸おいたのは、それを口にするのが憚られたからだろう。

「どうしてうちで煙草の臭いがするんだろう」

「え?」

 したかな、そんな臭い。していたらすぐに気づきそうなものだけれど。

 首を傾げ、家の様子を思い出す。何か引っかかるものがある気がした。家で誰かが煙草を吸っている映像は頭の隅にも置いていなかったけれど、煙草の臭いってどんなものだったかしらと、そんなふうに考えたときぱちりと記憶が繋がった。嗅覚の記憶は残りやすい、という話を信じる気になった。

 随分昔の話だ。しばらく、家が煙草臭くて仕方のない時期があった。理由がよく分からずただ不快感に耐え忍んでいた気がする。時を前後して、母親が若い男を連れ込んでいた事実が発覚した。

 これまでその二者を紐付けて考えたことはなかったし、最近は煙草の臭いなどしなくなっていてすっかり忘れていたけれど。

 臭いがしなくなったのでは、ないのか。ただわたしの鼻が慣らされて、鈍感ばかになっていただけなのか。煙草の臭いはとても嫌いなはずなのに、それにすら気づけなくなっているのか。

「お父さんになんて返事しよう」

 悲壮な顔で伊織は言う。弟も真相には気づいているらしい。

 真実を伝えるわけにはいかない。母親は愛人との縁が切れていないし、多分切る気もない。事実が露呈したところで、母親は自分をひとりぼっちにした父親よりも愛人を選ぶ。反省なんかしないに違いない。そうなればわたしたち姉弟は選択を迫られることになる。これまで延々と先延ばしにしてきた選択肢と直面せざるを得なくなる。

 そんなことさせてたまるか。両親が好き放題やった結果割を食うのがわたしたちだなんて、理不尽にもほどがある。

母親あっちはなんて答えてるわけ」

「えーっと、気のせいじゃない? って言ってるみたいだよ」

「馬鹿なんじゃないの」

 それで誤魔化せると思っているのだろうか。まったくお気楽なおつむをしているな。

「わたしが吸ってたことにしていいよ」

「でもそれじゃあ、悠宇ちゃんがお父さんに怒られちゃうよ」

「だからなに、って言ってやるわ。今さら父親面するなっての」

「それなら僕が」

「伊織があのふたりとギスギスしたら大変でしょ。わたしは距離があるから、被害が少なく済むの」

 尚も伊織は納得がいかぬようでむすっと唇を尖らせていた。まあ当たり前だろう。しかし他にうまい解決法もあるまい? 念のため、あとで煙草、買っておこうかしら。でもどうやって買えばいいのだろうか。わたしの容姿を見て、成人女性だと思ってくれるような人間もなかなかおるまい。常でさえ、中学生か、なんなら小学生に間違われることもあるのに。難しそうね、やめておきましょう。

「ほんとのこと、言っちゃいたいよ……」

 ぽつりとそう漏らしながら、伊織は普段よりもさらにゆっくりと文字を打っている。ああ言ってはいるけれど、きっと文面はわたしに罪を被せるものになっているのだろう。その辺り、理性的というか、お利口さんだからな、わたしの弟は。思い切った行動に出られないのはわたしと一緒。

 ……それにしても。知らぬ間に身体を汚されたような気分だ。嫌いだったはずの臭いに気づけなくなっているなんて。もしかしてわたしも、あいつら喫煙者のような臭いを体につけたまま外を歩いていたのだろうか。とっさに肩に鼻を近づけてみるも、「自分の臭い」しか感じられない。

 もう少し時間があるし、と再び教材に向かってみた。しかしどうしたことか、何も手に付かない。これで結構、わたしも動揺しているらしい。

 それでも時間ぎりぎりまで粘り、わたしたち姉弟はファミレスを後にした。

 家に帰ってすぐ、案の定玄関口でわたしは父親に詰め寄られ。

 しかしなぜか、間に割って入った伊織を見てヤツは引き下がった。メールでこの子が何か言ったのだろうか。

 そのときの母親といえば、何一つ口出しをせず黙ってわたしたちを見ていただけだった。本当のことを言うでもなく、わたしを擁護するでもなく、少し離れたところに立って無表情に成り行きを窺っていただけだった。

 別に、いいんだけどな。お前のためにやったことではないし、口出しされるだけできっと不愉快な気分になったことだろう。だから別に、気にしてはいないけどな。それでも何か、言葉にできない不快感が胸を圧迫していて、すれ違いざま、母親に向けて聞こえよがしに舌打ちをしてやった。ヤツがどんな反応をしたのか、それは見えなかった。

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