四十 エロエロな神様!? 大物主神 中編

 前回に引き続き、オオモノヌシのエロエロな神話をお話していきますが、前回のように、う○こしている時に、アソコに突き刺さるような変態プレイはないので、安心してご覧ください。


百襲姫命ももそひめのみこと

 百襲姫命ももそひめのみことは第七代 孝霊天皇こうれいてんのうの娘です。

 霊能力が高いのか百襲姫命は天皇の暗殺を事前に察知したり、神憑り的な現象を起こしています。

 この事から巫女のような人物だったと思われています。


 また、余談ですが邪馬台国の記録は日本の歴史書である古事記、日本書記には書かれおらず、あの有名な卑弥呼は登場しません。

 しかしモモソヒメのお話は、邪馬台国の出来事であり、モモソヒメ=卑弥呼だったのでは? という説もあります(あくまで説なので、はっきりとした事はわかっていません)


 

 モモソヒメが活躍したのは、第十第 崇神天皇すじんてんのうの時です。国で疫病が流行り、民が全滅してしまうような深刻な事態になりました。


 モモソヒメに原因を占わせたところ、彼女に大物主神が憑き、「私をあがめてくれないから、病気を流行らせたんだよ」と、言いました。

 迷惑な話ですが、疫病の原因はオオモノヌシのワガママだったのです。


 天皇は早速、オオモノヌシを祭るのですが、事態はよくなりません。

 するとモモソヒメの夢にオオモノヌシが現れ、「天皇じゃヤダ(`・д・´) 大田田根子おおたたねこに祭祀をやらせて」と告げたので、言われた通りオオタタネコを探しだし、その人物に祭祀を任せたら事態は収まったそうです。


 さてこの後、急展開が起きて、モモソヒメはオオモノヌシと結婚します。

 しかし、オオモノヌシは夜にしかモモソヒメの所にやって来ず、朝になると姿を消してしまいました。

 もちろん、この時代にLEDライトなんてありませんから、とても暗くオオモノヌシの顔がよく見えません。


 メロメロだったモモソヒメは「顔がよく見たいの」と言います。


 するとオオモノヌシは「朝になったら、櫛箱の中に入ってるから、見ても驚くなよ。いいか、驚くなよ! 驚くんじゃないぞ! 絶ッッッッッ対に驚くなよ!!!」とダチョウ倶楽部のように、フラグを立てまくりました。


 そして朝になり、モモソヒメが櫛箱の中を見てみると、小さな蛇がいたのです。

「きゃあ!」

 モモソヒメは驚いて、フラグを回収しまいました。すると、蛇は一瞬で若い男性に変わります。


 そう、蛇の正体はオオクニヌシだったのです。


 オオモノヌシは恥をかかされたと怒って、帰ってしまい、モモソヒメの前には二度と姿を表さなかったそうです。

 モモソヒメは驚いてしまった事を悔やみ、箸で自らの陰部を刺し、自ら命を絶ってしまったのです。

 

 少し悲しいお話ですが、モモソヒメのお墓と言われているのが、奈良県にある箸墓古墳はしはかこふんです。自分に箸を突き刺したので、この名前が付けられたのです。

 実際の埋葬者は不明ですが、モモソヒメのお墓として宮内庁がみとめています。


 オオモノヌシのエロエロなお話は、まだまだ続きます。次回もお楽しみに!

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