三九 エロエロな神様!? 大物主神 前編

 大物主神おおものぬしのかみは奈良県の大神神社おおみわじんじゃにて祭られています。宗像三女神の時にも、この神社に関して少しお話しましたが、大神神社が日本最古の神社じゃないかと言われています。


 今回は大神神社と、祭神であるオオモノヌシについてお話していきます。



 オオクニヌシとオオモノヌシが出会ったのは、スクナヒコナがいなくなった後でした。

相棒を失ったオオクニヌシは国造りに悩み、海を眺めながら落ち込んでいました。

 

 すると海の向こうから、光輝く球体が近づいてきたのです。 

 現代の人が見たらUFOと勘違いしてしまうのような姿をしているのが、オオモノヌシだったのです。 


 オオモノヌシはこう語りかけました。

「私の名前はオオモノヌシだ。私を大和の国(奈良県)の山に私を祭るなら、国造りを助けてやろう」と、語りかけてきました。


「お前は一体何者なんだ!?」

 そうオオクニヌシが問いただすと、オオモノヌシはこう答えました。

「私はお前の和魂にぎみたまだ!」


 和魂というのは魂の一部で、協調性を司ると言われています。

 

他にも……

・行動力と勇気を司る荒魂あらみたま

・思いやりと愛を司る幸魂さきみたま

・知性と理性を司る奇魂くしみたま

 というものがあり、古神道では精神はそれぞれ性質の違う、四つ魂から作られていると考えていたんですね。



 さてオオクニヌシは言われた通り、オオモノヌシを奈良県の山に祭りました。


 すると国は、稲穂が実る豊かな土地になったのです。


 こうしてオオモノヌシを祭った事により、オオクニヌシの国造りは終わりを迎えます。

 さて、オオモノヌシはオオクニヌシに負けないくらい女好きで、エロエロな神話がたくさん残されています。


 オオモノヌシは、もしかしたらオオクニヌシと同じ神様かもしれないので、女好きなのかもしれませんね。


 それでは、オオモノヌシのエロエロな神話を見ていきましょう!




勢夜陀多良姫神せやだたらひめのかみ

 セヤダタラヒメは神武天皇の妻となる、伊須気余理姫神いすけよりひめのかみの母親になる神様なので、神武天皇の義母ですね。

 彼女はある夜、突如現れたオオモノヌシの子供身ごもり産む事なるのですが、ハッキリ言うとこのお話は下品です。

 出来るだけマイルドに表現しますが、閲覧注意です。


 セヤダタラヒメという美女が気に入ったオオモノヌシは、口説きにいくのではなく、姿を赤い矢に姿を変えました。


 この頃、水洗トイレなんてないので、用を足す時は川でしていました。ある夜、セヤダタラヒメが川にう○こをしにきました。

 セヤダタラヒメが川でう○こをしていると、変身したオオモノヌシがどんぶらこ、どんぶらこと川上から流れてきました。

 そして彼女の真下に来た時、オオモノヌシは水面から飛び上がり、セヤダタラヒメのアソコに突き刺さったのです。


 セヤダタラヒメはびっくりしてアソコに矢が刺さったまま、家に逃げ帰えりました。そして寝室に戻り、矢を抜くと、その矢は美男子なりました。


 オオモノヌシの姿を見たセヤダタラヒメは、恋に落ちます。そして、二神は合体して、神武天皇の皇后になる伊須気余理姫神いすけよりひめのかみが産まれるのです。


 う○こをしている時に襲うなんて、変態ですねw なかなか、ぶっ飛んだ話です。


 オオモノヌシのエロエロな神話はまだまだありますが、長くなるのでまた次回にお話します!


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