十三、旅路を守る神様 猿田彦神~前編~
【交通安全と芸能を司る神様】
その神話からサルタヒコは交通安全の神様として信仰されています。しかしサルタヒコを祭る神社は、交通安全と全然関係がない芸能上達のご利益もあります。
それではサルタヒコがどのような神様で、なぜ交通安全と芸能上達のご利益があるのか見ていきましょう!
【光輝くド派手な神様】
神話におけるサルタヒコの登場は突然でした。
ニニギが地上に降りる天孫降臨の時。旅路の安全を確かめるため、アマテラスが高天原と地上を結ぶ道を見ていました。
「光ってる怪しい男がいるんだけど」
アマテラスは道の途中で光っている、やたら自己主張の激しい神様を見つけたのです。
あからさまに怪しいのでアマテラスは
因みに日本書紀ではウズメビは怪しい男に舐められないように、何故か服を脱ぎます。
そしておっぱいを見せながら男に近づいたと言われています。
さてポロリしたウズメビが男に何者なのか尋ねました。
男はおっぱいを見ても動揺せず、また態度は意外と紳士的で「私はサルタヒコと言います。ニニギ様が地上に降りてくると聞いたので、道案内をしようとやってきました」と自己紹介をしましした。
こうしてサルタヒコの疑いは晴れ、彼の道案内によってニニギは無事、地上に辿り着くことが出来たのです。
その後、宮城の地にてニニギに従えていたサルタヒコでしたが、帰郷の思いが強くなってきます。
そしてある日の事。
「私の役割は終わったので、地元の伊勢の国(現在の三重県)に帰らせていただきます」
サルタヒコはニニギにそう告げます。
「わかった。じゃあウズメビも一緒についていっていいよ」
そうニニギと言いうと、サルタヒコとウズメビは頬を赤くします。
「君達が仲良くしているのは知ってるんだからね! (^ω^)ニヤニヤ」
サルタヒコとウズメビは付き合っていたのです。こうして二神は結婚して、夫婦揃って三重県に帰ったと言われています。
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