第4話 ~小学校入学と少年団加入~

ー恭弥が小学校に入学する頃ー

「父さん、バスケットボール少年団に入りたい!」

「なになに、週三回で〇〇体育館で2時間か、恭弥やってもいいぞ。」

「やったー!ありがとう、父さん!」

「本当にバスケが好きじゃのー、走り高跳びもやってほしいの~。」

「爺ちゃん、暇なときにね~。」


ーバスケ少年団加入ー

「やった、これで他の子ともバスケができる!」

恭弥は今まで自分でドリブルやハンドリングの技術しか磨いてこなかったので、他の子とバスケができることをとても楽しみにしている。

「コーチも若くて元気そうだし、いつか勝負してみたいな。」

「一年生の子が僕いれて7人だ!これからいろいろな子とバスケができる!」

「よ~し、まずはボール持って、自由に遊んでいいぞ!」


~30分後~

「恭弥君、うますぎだよ~」

「背も高いし、シュートフォームもきれいだし、なんかすげぇ!」

「みんなもすぐできるようになるよ、一緒に練習しよう!」


「(まだ初対面なのにみんなをまとめるとはすごいな、キャプテンの器なのかも知れないな。それにしても一人だけバスケやってるレベルが全然違うぞ、あの優しさもいい子だと感じるな。)」

「では次に、レイアップを教えるぞ、まずはやってみるから、見ててな。」

ーレイアップ実演ー

「こんな感じで右からの時は足を、右足、左足の順でジャンプするんだ。みんな右利きかな?」

「「うん、右利き」」

「僕両利き!」

「両利きか!それはすごいな。(地味に発揮してくるこのハイスペックさ)じゃあ後の時間は右からのレイアップの練習をしようか。」

「「「はーい、」」」


ー練習終わりー

「ではここまで、じゃあ最後に片付けしてから体育館とコーチたちに挨拶してから帰るぞー」

「「「はーい、」」」

「挨拶は恭弥が気を付け、令って言ってありがとうございました!っていうんだぞ。」

「うぇ~、僕がやるの~?」

「今度からはみんなで交代でやるけど、最初は恭弥な、」

「「恭弥君よろしくね!」」

「仕方ないな~」

ー片付け終了後ー

「気を付け、令、「「ありがとうございました!」」」


少年団ってミニバスって略すみたいだ、それにしてもミニバス一回目だったけど、楽しかったな~。早く次もみんなとバスケしたいな~。


このころから、バスケのレベルの違いをコーチたちは感じ取り、素晴らしい才能を持っているのではとコーチ陣は相談し始めていた。他のこたちも恭弥がバスケが上手だと思いながらもそこまですごいとは思っていない。小さいころからバスケが大好きな恭弥には才能もありながら、努力もしてきたようだ。これからどんな選手に育つのか、コーチたちは期待を寄せている。

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