シェルター
阿佐ヶ谷ピエロ
シェルター
助かった。あとはここで、しばらく過ごす事になるだろう。このシェルターは完全な構造になっていて、外からのいかなる衝撃にも耐えられ、しかも、このまま地下で3年は快適に生活できる設備がすべてそろっている。
しかし、まさかあの国が、何の予告も無しに、核弾頭を撃ち込んでくるとは。
あと気がかりは、家族の事だ。なんで途中で離ればなれになってしまったんだ。
ようこ、けんじ、ゆみ、どうか生き残ってくれ。父さんは、絶対に生き残って、人類の生き残りとしての誇りを胸に、今後も生きていくよ。
「地上の皆さんさよなら。いつか地上に出られることを夢みて。グッバイエブリワン!」
「ドンドン!! パパ!! 早く出てよ!! けんじも、ゆみも、ずっと待ってるんだから!!」
終わり
シェルター 阿佐ヶ谷ピエロ @20060204
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます