2話

私は真子から紹介された男の子と、メールのやり取りをするようになった。相手は勇汰という名前の男の子だった。

お互いバイトをしていて、メールの回数は、多い方では、無いと思う。


真子は、あのメル友とは、かなり仲良くなってるみたいで私は、真子が楽しそうで嬉しかった。



ある日

真子から、言われた話で私は、変わり始めた。始めての事ばかりだけど、毎日毎日本当に、楽しくて、こんな毎日が続いて欲しいと思った。


その話は、真子が今週末に、おばあちゃん家に行く時に、メル友である一久君と、久しぶりに合う約束をしたという事と、私に紹介してくれた一久君の友達も、一緒に来るという話だった。

真子は私には、バイトもあるから、無理はしなくても、いいよと言われたけど、真子と、仲良くしてる一久君がどんな人なのかも、気になる所だし、真子と一久君の仲を壊すのも、悪い気もするので、勇汰君も一緒に来るって事は、私も一緒に行った方がいいのかな?って思って私も一緒に行く事にした。


いきなりな事で、心の準備など出来なくて話を聞いて時は、かなりびっくりした。

勇汰君とは、そんな沢山メールをした訳でもなくて、あまりお互いの事を知らない。


この時には、過去の出来事を思い出す事をしなかっただろう?普通に考えたら、分かったはずなのに、人はどうして同じ苦しみを繰り返すだろうと後になり後悔するんだ。





週末に会う事が、決まったことを私から、メル友の勇汰君にも、伝えた。

勇汰君は、凄く嬉しいと言ってくれた。

楽しみしてると言われて、始めて凄い胸が熱くなり、凄い勢いで心臓がうるさい程に、鳴り響いていた。

始めて感じるこんななんとも、言えない気持ちに、恥ずかしさも少し感じた。

勇汰君に会うのに今の私じゃ、、、恥ずかし過ぎる、こんな私じゃ勇汰君がガッカリするかな?

少しはオシャレしていくべき?いままでオシャレは、自分には、無縁だったけど、この時は勇汰君に会うと決まったから、急にワクワクドキドキして楽しくなっていた。



私は週末に、勇汰君に会う事で、頭がいっぱで、放課後にコンビニでファッション雑誌を、始めて手に取った。

女の子って凄いキラキラした気持ちになれる事をはじめて知ってしまったのだ。


私は、その足でデパートに行って、バイトで貯めたお金で、週末の為に、ファッション雑誌を参考にした。服と化粧品を始めて買った。


それだけでも、ワクワクしてテンションが凄い上がった。


ファッション雑誌を参考にして、メイクの練習を、バイト終わった夜にしていた。


楽しくて時間が経つのが、早かった。


この話を、ちゃんと真子にしてたら、もっともっと真子とも仲良くなれたのかな?私は自分の判断で、1人で楽しんでいた。






真子のおばあちゃん家に行く翌日私は真子の家に始めて泊まる事になった。


真子の家に行くのも、始めてで親子さんに会うのも、始めてだった。

家もオシャレな一軒家で、内装までオシャレで、家具も内装のイメージに合わせた家具が揃って居た。

おまけに真子にそっくりで、真面目なそうで綺麗なお母さんに、しっかりしたお父さんで、理想の家族に見えた。

我が家は、もうすでに終わっている。家族で会話が無い事からして、もう手にはおえない。母親も、いつも夕方から、昼間の仕事プラス居酒屋のパートを、始めて家を留守にする。父親は、毎晩ベロベロになるまで、飲んで帰ってくる。兄は部活で帰ってくるのも遅くて、本当に家族がバラバラである。

真子の妹の莉子ちゃんは、真子と7歳も離れてる小学2年生で、めっちゃ可愛い子だった。本当に真子の家族は、素敵で、親子さんも、仲が良く幸せオーラが、出まくりな家族だった。


真子がこんな家族の中で、暮らしてた事を、始めて知って嬉しかった。



真子の部屋に行くと、私は更に驚いた。


凄い女の子の部屋って感じで、学校では、真面目な真子からイメージ出来なかった。


もう少し地味な感じを想像して私は、真子に失礼な事をしてしまったかもしないです。


「真子の部屋可愛いすぎる」と私が言うと真子はニコッと笑ってくれた。


「私の部屋なんて恥ずかしくて見せれないよ」本当に恥ずかしい部屋だもん

本当にボロボロアパートの狭過ぎるあの部屋を、思い出すと、この部屋が更に素敵に見える


「この部屋は、お母さんの影響が凄いけどね、お母さんの部屋のがこの部屋よりも、本当にお洒落でね、お母さんは、今でもお父さんに、恋してるから、めっちゃ女子力高くて、本当に憧れちゃう」と真子が言うと、更に我が家の親が恥ずかしいです。

そらあの素敵な旦那様なら、私も死ぬまで恋出来そうである。

恋の力は、本当に凄いなと思った。

そんな事を考えてると


「悠華は、明日どうするの?」と真子が聞いてきた。


「えっ?」と聞かれた事に、びっくりしてしまった。


こういうことから、友達の関係を上手く出来ないのを、つくつくと思い知らされたてしまう。


「参考にした雑誌があるだけど」とカバンから雑誌を出した。


「あっ!その雑誌より、こっちのが良いよ!」って真子は、立ち上がり本棚から、違う雑誌を持って来てくれた。

本棚を見てみると綺麗に整列されたファッション雑誌と少女漫画が沢山並んでいた。



私は、興味津々で、真子が持ってきてくれた。雑誌をみた!


「これ!可愛い!しかもめっちゃ詳しく書いてある」とテンションがつい上がってしまった。


「悠華が女の子の顔になってる」と笑いながら真子が言った。


「女の子ってこんな楽しかったの?」と私は真子に言った。


「あっはは!悠華から、そんな言葉聞けるとは、思って無かった」


私は恥ずかしくなってしまったけど、真子とこんな女の子の話をしてるが、楽しかった。


真子って本当は、凄い女子力高くて、私が明日着る服を見せると、コーディネートの仕方も教えてくれた。

学校に居るクラスのトップ3には入るあの真面目なオーラの真子から、こんな事を教えて貰える日がくるなんて全然想像出来なかった。

真子がお母さん所に行って聞いてくれて、

明日真子のお母さんに頼んで、私と真子のメイクしてもらえる事になり、テンションが凄い上がった。

「私もお母さんにメイクして貰う好きなんだ、お母さん魔法使いみたいに可愛くしてくれから」と真子が言う


「意外だな!学校では、あんな真面目な真子が」と言うと

「学校ではね、でもお母さんから聞いた話では、お父さんみたいな、良い旦那様を捕まえるなら、勉強はしっかりしてないとダメよって言われたからなんだ」

と真子が少し恥ずかしそうに言った。


そうだったのか!!と納得してしまった私が居た(笑)







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