第3話 辺境にて原生魔王軍壊滅す・・・

元【深淵の闇】や【深淵の渦】等に呼ばれて

いた魔王


「名前は坂本あきらで良いのですね」


大地母神ガイアから支度金50ゴールド

手渡され まさしくガoダム大地に立つ




「かたじけない、後は適当になんとかする」


「この地域は新人の神」

「アーリアが管理しています」

「会いますか?」


「興味が無いんでいいっす!」


イージーモード飽きたんで

ハードモードで


まずは自分の身体を確認

ステータス確認

レベル0

能力他一桁

おー全ての【スキルがオフ】になっとる


追加事項


【人間に対して攻撃できない】

【人間を殺すことはできない!】


9条教徒かよ?

人間相手にした場合

一方的に殺されろと・・・


まあいい、

辺境の【最果ての村】か

静かに慎ましく暮らすには素晴らしい


道具屋ぐらいはあるだろう

まずはテントでも買って家を作るか!


道具屋にて

「あー50ゴールドでは足りないね!」

「お金を稼いで出直しな」


いきなり詰んどる

過疎地辺境過ぎて仕事がない

宿屋 教会 料理屋 武器防具道具屋など

人が足りているらしい


冒険者ギルドすらない!


心優しい平和主義者で行きたかったんだけどなあ、人を殺せば簡単に金は手に入るが

これはやりたく無いと言うかできない!


物乞いとして教会のお世話になって

奴隷に落ちるのも・・・


定番の村長に、挨拶に行くか

「この村に流れ着き」

「村人になりたいのですが・・・」


「最近にしては珍しい!登録料5ゴールド」

「店をやらんなら税金は免除じゃ」


金を取るのか世知辛いなあ!


★☆★☆


新人女神のアーリアさんは

いきなりの問題に直面して

魔王の元で説得を繰り返している!


「とにかくやめてください!」

「辺境の村を滅ぼして侵略スタート

するのだけは・・・」


「我が偉業のスタートに現地の神

でさえ驚くか!」


「これは【既定路線】[定められた]ことだ!いくら言っても無駄だ!」


「既に全軍を持って完膚なきまで叩きのめし

見せしめにして橋頭堡を作り

全世界への宣戦布告の第一歩とする!」



アーリア

「だからそこの村だは辞めろと・・・」

「魔王が世界滅ぼそうと知ったことでは

無い!」


サラッととんでもない事すら言う女神


「既に賽は投げられた!」

「報告待ちだ!」


あ"あ"あ"あ"


★☆★☆


元【深淵の魔王】

坂本さんは考えた1人では寂しい


恋人や奥さん部下とまでは言わないが

ペットぐらいは欲しい!


そうだ従順なワンコでも外でテイムしよう!


封じ切れなかった魔王オーラ

危険すぎるもの所為でほとんどの魔物は

近づく前に失神意識喪失


シルバーウルフの群れを見つけ

目にした段階で誇り高い狼でさえ

降参のポーズでひっくり返る


「この子犬可愛いな!

頂いて行くわ」


シルバーウルフリーダー

念話で

「どどど、どうぞ、光栄です」


「そうか主らにこの森はくれてやる

何あったら訪れるが良い!」



「かわいいのぅ かわいいのぅ」

昔の部下は高位になると異形者とか

変なやつしかいなかっしなあ


もふもふで可愛い子犬

狼を貰い上機嫌!

失神していた

ワンコもオーラへの適応をしだす!


「ひゃん!ひゃん!」

鳴き声もかわいい!

私のワンコは世界一かわいいワンコだ!


とんでもない親バカである!


★☆★☆


シルバーウルフ達


アレはとんでもないものに出会ったな

既に意識が戻らず死んだものさえ数名いる


敵に回してはダメだ!

睨まれたら即死しかねない!

本能的と言うか既に上下関係を

【魂にまで刻みつけられて要る】


くれてやる?この地を任された?


あの者の加護が有れば未来永劫うちらの

種族は安泰なのでは?


ポジティブに考えることにする!


恐れ多くておいそれと挨拶にはいけないが

この付近の斥候偵察役はこなすとするか!


「ボス!物凄い軍勢が・・」

「人間か?」

「魔王軍かと・・・」


ここからでも数千は見える

万の単位はいそうだ!


さてどちら側に着くか!

本来なら魔王軍の元に掛けて

合流すべきなのだが・・・


「あのお方の前では魔王すら霞んで見える」


全員着いてこい!真の闇の王

魔王神(勝手に名付けた)の元に恭順を示す!




★☆★☆


村の外で坂本さんは白くかわいいワンコに

苦労して考えた名前を付ける


『フィーリル』のちの北欧神オーディンを

食い殺すフェンリルである!


これは酷いw

名付けから

【魔王の眷属】直々の取り巻き判定に

【昇格】


【シルバーウルフ】⇨【深淵の魔王狼】

特典

ステータス100倍アップ

所得経験値2000%アップ

能力地上昇100倍ボーナス


坂本あきら指揮下

【能力補正】5000%上昇

ブッ壊れ性能の禁止カード


とんでもないモフモフの孔明の罠である・・


そこへ先ほど分かれたばかりの

シルバーウルフのボスと子分が現れ


こうべを垂れ

「魔王の軍勢が迫っております

もうすぐうちらの森を抜けます!」


「それが何か?ほっとけ」

「魔王が侵略するのは

当たり前ではないか!」


こんな辺境取る価値もない!


「それが目的地は此処でありまして・・・」


新米魔王か?頭の程度が知れた

とんでもないアホだ!


こんな辺境落ちて皆殺しに遭ったところで

中央の王国や帝国 共和国は

痛痒すら感じない!


眉一つ動かさんだろう


国王や姫をを殺すとか拉致するとか

異形に変えるとか

都市そのものをアンデッドの都市に

変えるとかもっとやりようが

あるだろうに・・・


「私の配下をスパイとして合流させた

ところテレパシーで伝えてきました!

この村人を皆殺しにして

橋頭堡を立てるとか!」


アホすぎるこんな辺境に橋頭堡立てても

安心させるだけだろ

貴重な時間と資材をかけて人間どもに

時間を与えるだけだ!



どうせなら敵の喉元に・・・


イカンイカン!

平和に過ごすなら無能な魔王なら

尚更良い!いいことではないか!


どうせなら皆殺しにしないで敵意を植え付けて逃して世界中に宣伝させて復讐者

リベンジャーを育てれば終わりのない

破滅的な戦いまで演出出来るものを・・


ぬるい!ヌルすぎる・・・


「おい!いぬっころ!」

「リーダー」

「お前だけ最下層の配下にしてやる」


「戦えとは言わん密偵 偵察役 斥候

スパイの役を命じる!」


「ありがたき幸せ!」

シルバーウルフリーダーは指揮下に

入ったことで能力補正で

10倍のステータスを得る!


そして・・

坂本あきらが魔王軍に接敵した瞬間

魔王軍は一人を残して瞬時に消滅した・・


to be continued

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