指南3-③ 「NO」と言える女は美しい

 女のわがままは男にとって可愛らしく見える。それは気を許している証拠だからである。「NO」と意思表示することで「あなたのことを信頼している」と伝えることになるのだ。逆に何でもにこにこと聞く女は便利な女に成り下がる。苦労しない女は見た目が綺麗であろうと狩猟本能がくすぐられないのだ。

 3-①では転がし構文を教えたが、今回も基本は同じである。


「具体的な理由+具体的な内容+NO」


 彼はなぜ「NO」なのか分からないと混乱する。あなたには分かっても彼には分からないのだ。そこできちんと理由を説明してあげなければいけない。面倒臭がらずに理由を説明すればいずれ彼もあなたの考えを理解できるようになり、同じことを繰り返さなくなる。

 もっとも理由のないNOもあるだろう。気分が乗らない、やる気が起きない……。そういうときはそのまま言っていいのである。


「今日はそういう気分じゃない」


 ただし、それだけ言われても人は嫌な気分になるだけだ。そこでその後に代替案やしょんぼりして「ごめんね」の一言をつけるだけでぐっと良くなる。


「今日はそういう気分じゃない。代わりに家でゲームしようよ!」

「今日はそういう気分じゃない。……折角予定立ててくれたのにごめんね。」


 「NO」をいかに上手に言えるかも甘え上手かどうかを左右する。勿論、ひたすら「NO」を連発する女は面倒臭い女になるので「NO」は程々に。そして自分が間違っていたら素直に謝る。「NO」を上手に口にしていこう。

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