第57話、破壊者スペイン

本日2話目です。

短いですが、これ以上続ける気が起きなかったもので、ごめんなさいです。

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ミュウは12歳。黒髪黒目で、日本人ポイ顔立ちだ。

胸はペッタンコでやや幼児体系…


俺はジャガーの黒化固体を見つけたのでスキルをセットしミュウにつけておいた。

ミュウはクロと名付け連れ歩いている。


ミュウは早くに両親を亡くし、神官に育てられたそうだ。

マヤの信仰は、トウモロコシの農業神でエル・カパーワと呼ばれているそうだ。

王は神と同等であり、死んでも再生すると信じられている。


ミュウは俺の教えた治癒の魔法で、治療院を何か所も周る。

病気をうつされるのも困るので、防御系のスキルをセットしておいた。

呼ばれれば、隣の町まで出かけて行って治療する。


やがて、約束の期日になったので、俺達は引き上げる。


久しぶりにマーメイドの写真を撮って浅見に届ける。


「どうしたの?なんだかイライラしてるみたい。

セックスでもする?」


「いや、マーメイドの相手で、そっちは十分だ。

なんだか知らないが、モヤモヤするんだ」


道場に行って、先生にしごいてもらう。


「どうした。何を気にしておる」


「それが、自分でもわからないんです」


「瞑想でもしてみたらどうじゃ」


「はあ…」


何をやっても気分は変わらない。

まさかとミュウにあっても同じだった。

そんな気分が一か月続いたある日、ミーティングで解答がやってきた。


「なあ、あいつら諦めたかな」


「何を?」


「インカとかの征服だよ」


「文明があるって教えた…」


「ああ、だけどそれで余計に関心を持ったりして」


それだ…

文明を持った民族がいると教えたら手をださないだろう。

勝手に、そう思い込んでいた。


「すみません、急用です…」


シュン!


ミュウのいた町は、壊滅していた。

現代ではマヤは最後まで抵抗していたという。


だが、マヤには防御スキルとカウンターをセットしておいた。

クロにもだ。

スペイン人の拠点に行くと酒盛りの最中だった。


「やっとマヤの連中もおとなしくなったか」


「おのガキはどうなった」


「裏のオリで餓死してるぜ。まったく手こずらせやがって」


裏に行くと、檻の中にクロとミュウが監禁されこと切れていた。

ガリガリにやせ細ったミュウとクロを抱き、瞬間移動でマヤの町にいき、丘の上に埋葬した。


「すまんな、もう少し早く気づいていれば…」


俺はスペイン人の拠点に戻り、すべての武器・弾薬を回収した。

馬車を壊し、馬を放す。


俺はスペインに移動し、すべての船を沈め、自動車を潰し、武器・弾薬を回収する。

首相の元へ行き瞬間移動でアメリカへ送る。


スペイン中の金を回収し、機械と呼べるものをすべて破壊した。


気が晴れる訳ではないが、こうせずにはいられなかった。


歴史の中から、スペインという国を消してしまいたかったのだ…


こうして、第7世界との関係は終わった。

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