悪役令嬢ですけど…コミュ障…なんです

第2話 赤ちゃんって…どうすれば…

「様、…です」

…ん…ここ、は…

「！」

だ、誰…ですか…

きーちゃんみたいな…メイド服、きた女の人…います…

「クリスティーヌ様、可愛いですねぇ。いつまでも見てられます」

クリスティーヌ…私の…名前…？

ここには…2人しか、居ませんし…

私を…上から…覗いてますし…

…え、上、から…？

「！！」

私…体が…縮んでる…！？

…あ…転生、だから…赤ちゃんから…

…説明、不足

と…とりあえず…赤ちゃんらしい、行動を…

「お、おぎゃあ？」

…下手…

「まぁ可愛い！きっとクリスティーヌ様は大国一の美人になられますわ！」

大国…日本じゃない…？

「魔力も豊富ですし！将来引く手数多ですわね！」

…魔力…地球じゃない…！

もしかして…きーちゃん、言ってた…異世界転生…というもの…？

ランダムって…地球以外も…なんだ…

そう思いながらも…なんだか、眠くて…

取り敢えず…お休みなさい…

ふぁぁ…おはよう、ござい、ます…

転生？してから、１ヶ月、経ちました…

どうやら、私…きーちゃんの言う、「異世界転生」、っていうの…したらしい、です…

自信、ないですけど…

大きな御屋敷で、メイドさん達もいます…

前世と…同じくらいの、お金持ちかも…

でも…前と違って…「奥様」と呼ばれる、人と…「旦那様」と呼ばれる、人がよく来てて…

いつも、にこにこと…私の事、見てきます…

多分、今世のお父様と、お母様…かと…

前と違って…私の事、大切にして、くれてて…

これが、神様の言っていた、「特典」なので、しょうか…？

家族、の絆というものが…よく、分かりません、でしたが…

暖かくって…気持ちいいです…

ずっと…これが、続けば…いいのに…

…そう思って、いましたが…やはり、これは、一時の夢だったので、しょうか…？

…朝、起きたら…私は、今までと、違う…小さい、小屋の中に…いました…