〜スキー道具レンタル〜
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…………………………………………ということでね、次は「リスナーお悩み相談所」のコーナーです!」
『えー…このコーナーはね、「リスナーから頂いたお悩みの解決策をリスナーから募集する」といった我々の必要性が毎週問われている物なんですけれども』
「はい、まぁ…そうですね。では早速、一通目のお悩みメールを読みましょう!」
『なんと今回ですね……わたしからのお悩みでございます!!』
「おお〜そう!必要性きたね!」
『そうなんですよ、やっと(笑)。まぁ相談と言うのはね、この前ちょっと困った状況になって…それで、どうするのが正解だったかをみんなに聞きたいなと』
「はいはい!では早速、冬ちゃん…どうぞ!」
『その…わたしの通う学校はですね…年明けごろにスキー合宿があるんですよね』
「へー、楽しそうだね」
『それでさ…この前、アンケートみたいなのがあって』
「はいはい」
『まぁ…「スキーの経験は?」とか「道具は持ってる?」みたいなアンケートで、それで当日の班とかレンタル品とかが変わってくるのよ』
「あーなるほど」
『でさ、その…私は道具を何にも持ってなくて、全部レンタルなのよ』
「はい」
『でね〜、当日のレンタルってちょっと割高で…全部ってなると相当なのよね』
「あーまぁそうね」
『だから、いくらかは事前にレンタルして持っていこうと思って』
「へーそんなことできるの?」
『なんと近所に、「スキー道具レンタル店」があるんですよ』
「おぉ!まさに!」
『そう!で、この前ね、視察に行ってきたわけです』
「はいはい」
『でねぇ…金曜日の昼間に行ったんですけど、私以外はお客さんいなくて』
「まぁ平日じゃあ…ね。まだ10月だし」
『それでこう…値段とか見てたら、店員さんも暇だったのかな?「今日はどうしたんですかー?」みたいに話しかけてきて』
「あーあるね、そう言うこと」
『まぁ折角だし、事情を話してアドバイスでも貰おうと思ってね』
「はいはい」
『こう…「今度、学校の授業でスキーに行くんですけど…レンタルを安く済ませたいと考えてて……」みたいに正直に話したのよ』
「なるほど」
『でそしたら「それでしたら是非!詳しくご説明しますよ!」みたいに結構ノリノリで』
「おおーいいじゃない」
『なんかね店長みたいな人も出てきて「是非こちらへ」なんて言われちゃって、奥のソファーに案内されたのよ』
「あー、ちょっと緊張するね」
『そう、コーヒーなんかも出てきて』
「それは…結構丁寧だね」
『もう結構ビクビクで』
「まぁそうなるよ(笑)」
『ただね、話はすっごい丁寧で…板の種類とか靴とか1から説明してくださって』
「はいはい」
『それで「こんなガキに丁寧に説明してくれてありがたいなー」なんて思ってたんだけど、ちょっと違和感もあって』
「ほう?」
『明らかに私に関係のない話もするのよ、「男の子はこういう靴がいい」みたいな』
「はいはい」
『そんでそんな中ね…大体15分くらいかな?結構話して』
「あー結構話したね」
『それでさ…「何人くらいの授業なんですか?」って聞かれたから「まぁ大体100人くらいですかね」って答えたら』
「はい」
『「それでしたらね!是非うちでレンタルしていただければね!他よりも半額ほどにしますので!そうすれば「先生」さんも生徒さんにちょっといいご飯でも食べさせてあげられるんじゃないですか?」って言われちゃって(笑)』
「あぁー!なるほど!ふふふ(笑)先生だと思われてたんだ(笑)授業する側だと(笑)」
『そう、それでさ…みんなならどうする!?「いや違います!生徒の方です!」って言える!?』
「私は咄嗟に訂正するかな」
『ほんとう!?もう15分も話してるのよ!コーヒーも頂いてるのよ!?私はね……無理だった(笑)』
「そうですか(笑)どうしたの?」
『もう先生のフリですよ「あーそうですね!前向きに検討させていただきます!」なんて言って』
「なりきったんだ(笑)」
『「職員会議で提案させていただきますので!今回は資料だけいただきます」とかも言っちゃって(笑)』
「わー、演技派だね(笑)」
『これどうするのが正解だったんですかね!?教えてください!リスナー!』
「と言うことでね、皆さんのお便り待っております(笑)宛先は!…………………
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第117回放送分より 〜スキー道具レンタル〜
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