〜君の名は。〜
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………………………………そのー、ですね。先週さ、松本に行った話をしたじゃないですか。』
「あー、時計博物館とか行ったってやつね」
『そうそう、でー、そのついで…というか、そっちがメインなんですけど、「君の名は。」の舞台のひとつじゃないか。と言われている、諏訪湖をね…見下ろしに行ってきたんですよね』
「あー、冬ちゃんアニメ好きだもんね。で、見下ろしに?」
『そうそう、こう…軽く山に登ってさ、ちょうど「君の名は。」的な構図になるようにね。でー…のんびり眺めてさ。まぁ綺麗な場所で、写真も一応撮ってさ…「さぁ帰るか」ってなったのよ』
「はいはい」
『そしてら、こう…ね。階段で…下からさ、女の人が来て』
「うん」
『まさに「君の名は。」のラストシーン的なな感じになって』
「あーはいはい」
『でー…「もしかしたら、過去に、この女の人のことを助けてるんじゃないか」って、そんな気がして』
「どういうことですか(笑)」
『そのね、「君の名は。」ってね、あーちょっとネタバレ入るんで…嫌な方いたら少し耳塞いでください。あのー「もういいよ」って言いますので(笑)』
「いや耳塞いだらそれも聞こえないでしょ(笑)」
『じゃああの、終わったら手をあげます(笑)』
「これラジオですから(笑)」
『でね…まぁちょっとネタバレなんですけど。「君の名は。」ってね、主題歌の「前前前世」にもあるようにね、主人公の男の子と、ヒロインの女の子ってね、過去に出会ってるんですよ』
「あーそうね」
『でも、お互いにそのことを忘れちゃってて…で、ラストシーンで数年後にさ、街で再開したときにね…こうお互い、思い出すまではいかないんだけど…どっかで会ったことがあるような気がしてて……みたいな』
「はいはい」
『でー、最後に「君の名は。」つって終わるんだよね』
「そうだね」
『だからさ…私も、その諏訪湖を見た帰りに会った女の人と…「昔どっかであってるんじゃないか」って思って』
「いや(笑)もう、はい(笑)』
『でも不思議で、映画ではね、こう…「どっかで会ったような気がする」感じっていうの?お互い何かシンパシーを感じてる描写がね、はっきりあるのよ。』
「うん、そうだったね」
『でも…それが全然ないのよ!目の前にいる女の人が他人にしか思えなくて(笑)』
「まぁ他人でしょうからね(笑)」
『「あれー?おっかしいなー?」って思いながら…「このまま通り過ぎちゃうのかな?」「もしかして「秒速5センチメートル」の方だったかな?」なんて思いながら、階段降りて』
「あーはい(笑)「秒速」は最後ね、声かけないで終わるからね」
『そしたら!向こうの方はね…こっちをチラチラ見て、意識してるのよ!』
「おお!?まさか!?」
『で!すれ違う瞬間に「あのー」って声かけてきて』
「おお!きた!?」
『そう!「来たか!?」って思ったら………「女子高生ラジオの「冬ちゃん」ですよね?ファンなんです!ラジオ聴いてます!」って言い出して…』
「ああーそっちか(笑)まぁそんなことだとは思ってたけどね、だって他人だし(笑)」
『んで、なんだファンかよって』
「なんだじゃないでしょ(笑)感謝しなさいよ」
『でー、さぁ…形だけの握手とか…こう、一通りしてさ』
「一言多いのよ(笑)握手をしたでいいじゃない(笑)」
『でね、サインも求められて』
「いやーありがたいじゃないですか」
『それでさ、この前マネージャーにさ「サインは転売対策してください」って言われたじゃない、それ思い出して』
「あー言ってたね、最近そういうの多いらしいからね」
『転売対策ってこう「〇〇ちゃんへ」みたいに相手の名前を書くのが主流ってか、そう教わったのよ』
「そうね」
『それでさ、名前を聞くわけで…………それでね…「君の名は。」って聞いたわけですよ』
「おおー!落ちたね!!」
『お後がよろしいようで(照)』
「やかましいわ(笑)なんだそのドヤ顔(笑)ってか、また嘘でしょこの話(笑)」
『いや、これは結構ね…本当なのよ(笑)』
「あ…そうなの(笑)なかなか面白いことしてますね(笑)で、そのあとは?」
『この話はもう終わり(笑)。以上です』
「あっそうなんだ、じゃあさ………………………………………………
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第75回放送分より 〜君の名は。〜 終
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