「サンライト」
右手に温かい感覚がして目覚めた。アイマスクを取るとカーテンの隙間から刺す光が僕の右手を温かく照らしていた。
窓を開けると優しい陽の光が僕を明るく照らした。眩しい。今日もなんて眩しいのだろう。自然と活力が湧いてくる。今日は休日だ。有意義な時間を過ごそう。そう思って外に飛び出した。
外に出ると皆、相変わらず暑そうな表情を浮かべている。日傘。ペットボトル。水が数年前よりも目に入るのが多くなった。携帯の画面を開けば、日焼け止めやアイマスクの広告が管理の頻度で見かける。まあこんな世の中になったら当然か。
それからしばらく外を楽しんだ。流行りの場所と食べ物。諸々、それっぽい事をしているとあっという間に時間が過ぎた。
「午後二十時か」
携帯で時間を確かめるとかなり時間が経っているのがわかった。太陽は相変わらず、照りついている。一年前からずっとこれだ。本当夜ってなんだったっけ?
僕は開けない昼から逃れるように自分の家に入った。
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