第6話 口裂け女
小学3年生の頃、口裂け女の噂が流行った。
同じクラスの女子のマツオさんが見たという口裂け女は、
学校裏の田んぼのあぜ道を通り、その奥にある集落方面に
走り去っていったと言っていた。
100mを6秒で走ったという。
100mを6秒は、なんで分かったの?と、マツオさんに聞くと
手元にあったストップウォッチで測ったのだ。といっていた。
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