21話 家庭菜園編


 翌朝…


 室戸岬の山では悪巧みを企む子タヌキ(長男)と、友達のカラス一匹とモグラ一匹の姿がありました。


カラス 「カァー (じゃ~ 本当に・・ソイツ(夫)の家の畑を無茶苦茶にしてもいいんだな?)」


長男◉◉ 「ギュー! (もちろんさ! 頼んだよ!)」


カラス 「カァ! (ダチの頼みだ! 任せときな!)」


 カラスは飛んで! おさごの畑へ!


長男◉◉ 「ギュー (カラス君なら、きっとアイツ(夫)の畑を! メチャクチャにしてくれる!)」


 その時、子タヌキ(長男)の 足元にいた小さなモグラが…


m( ・:*:・)m  「ピッ… (タヌキ君・・ボクにも協力させてよ!!)」


長男◉◉💧 「ギョ? (え?)」


m( ・:*:・)m  「ピ~… (ボクと友達でしょ? ボクは何をすればいいの?(ドキドキ)」


長男◉◉💧 「ギュ~ (う~ん・・そうだな~・・ じゃあ、アイツ(夫)の畑の根っこでも・・カジってくれないかな?」


m( ・:*:・)m 「ピ~… (分かった!・・・だけど・・ボク・・カラス君と違って・・トロいから時間はかなりかかると思うけど・・・頑張るよ!)


注:モグラの時速80センチ


長男◉◉「ギュー! (頼んだよ!)」


 モグラは親指を突き上げ、


 m( ・:*:・)👍 「ピッ(まかせてね!)」


 土の中へ…


 子タヌキ(長男)はモグラの潜った穴を見つめながら…


長男◉◉「ギュー・・ (モグラ君には悪いけど・・モグラ君が畑に到着する前にボクら(タヌキ一家)とカラス君(一匹)が畑を全滅させちゃうから・・きっとモグラ君の出番は無いよ・・・)」


 子タヌキ(長男)はタヌキの巣へ帰路へ。


 その途中、子タヌキ(長男)は寝転がってる大柄な黄色のトラ柄のネコを発見しました!


 子タヌキ(長男)はネコを警戒しました。


長男◉◉ 「ギュー… (なんだ? アイツ(ネコ)は? 大きなネコだな~)」


 子タヌキ(長男)は恐る恐る大柄なネコに近づき、ネコに話しかけました。


長男◉◉ 「ギュー? (きみ・・誰だい? どこから来たんだい?)」



  子タヌキ(長男)の質問にネコ😼は、


八雲😼(ネコ) 「ニャン! (ボクは八雲やくもだニャン・・・お姉ちゃんとはぐれて迷子になってるにゃん・・)」


長男◉◉「ギュ~? (八雲? 名前があるなんて珍しいね? 迷子? キミはおねえちゃんとはぐれたの?」


八雲😿 「そうなんだよ・・お姉ちゃんは・・ドコかな~・・」


長男◉◉ 「ボクが一緒に探してあげるよ!」


八雲😸 「本当!? 助かるにゃん♪」


 子タヌキ(長男)と八雲は一緒におねえちゃんを探し始めました。


 そして…

 木の下に、一匹の野良猫を発見!


野良猫🐈(メス) 「なによ? タヌキじゃない? アタイに何かようかい?」


 子タヌキ(長男)は野良猫を指差し、


長男◉◉「八雲・・このネコがキミのお姉ちゃんじゃないのかい? 毛の色も柄もそっくりだよ?」

  

 しかし、八雲は首を横に振り、


八雲😿 「コイツはネコだにゃん・・ボクのお姉ちゃんは人間なんだにゃん」


長男◉◉ 「え? じゃ~キミは飼い猫なの?」


八雲😸 「飼い猫? なにを言ってるだい? ボクは人間だよ」


 子タヌキ(長男)は唖然…


長男◉◉💧 「人間って・・キミはどう見てもネコだよ・・?」


八雲😾 「違うニャン!(怒)」


 その時!

 ドコからか…


≪ やくも~ やくも~ どこ行った~ やくもや~い ≫


 人間の女性の声が聞こえてきました。


八雲😸「えへへ♪ 「あお」姉ちゃんが向かいに来てくれたにゃん♪ タヌキ君、世話になったにゃん♪ ありがとうにゃん♪」


長男◉◉ 「うん、向かいが来てくれて良かったね?」


八雲😸 「さらばにゃん♪」


 八雲は尻尾を振りながら、何処へ…


長男◉◉ 「変なヤツ(八雲)だったな~・・・」



野良猫🐈(メス) 「タヌキ! ワタシにようは!? あるのかい!? 無いのかい!?」





  ・・おさごの畑・・

         ✨

 🥒 🥬 🥬 🥬 🥬 🍆✨

 🥒🥬 🥬 🥬 🥬 🥬  ⛏👩💦 

 🥒🥦🥦🥦🥦🥦🥦

 🥒🥦🥦🥦🥦🥦🥦


  

 そこでは、夫が漁の仕事に行き…

 家で留守番するおさごが畑仕事をしていました。

 おさごは、昨夜タヌキ一家に食べられた野菜の残骸を見ながら…


「はあ~(タメ息) 大根4本にキュウリ2本にイモ4個も、お坊さんが食べたなんて・・・。 お坊さんも夜に忍び込んで野菜を食べなくても一言、ワタシに言ってくれれば、お分けしたのに・・・」


 おさごは無事だった特にお気に入りのナスを見ながら…


「でも・・・このナスが無事で良かった♪」


 お気に入りのナスに触れ…


「おいしそう・・・(ヨダレ)」


 ナスを掴み…


「もう・・・食べてもいいわよね・・(ヨダレ)」



 その時!!


 上空から! カラスが急降下して!!


 おさごに迫りました!!


おさご 「きゃ!」


 驚いたおさごは! カラスを避けました!


 カラスは、

「アッホー アッホー」

 鳴きながら飛んで何処へ…


おさご「なんて失礼なカラスなんでしょう!(怒) ん?」


 おさごは、お気に入りのナスがあった場所を見てみると…


 🥒 🥬 🥬 🥬 🥬  👩≪え?

 🥒🥬 🥬 🥬 🥬 🥬  

 🥒🥦🥦🥦🥦🥦🥦

 🥒🥦🥦🥦🥦🥦🥦


 もう… その姿がありませんでした…

 愕然とするおさご…


「ワタシのナスが…!? どういうこと? まさか・・・今のカラスが・・・あのナスをさらった!?」


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