20話 家庭菜園編


 その夜… 

 おさごと夫は眠っていました。


おさご 「スヤスヤ・・・zzz・・・」


夫 「ぐが~! zzzz・・・・ん? ・・しょんべんしたいの~」


 夫は急にもようして目覚めました。

 すると…

 裏庭の方から…


≪ バリバリガリッガリッ バリバリガツガツ ギュー♪ ≫


 妙な音を夫は、聞きました。

 すぐに妙な音は聞こえなくなり


夫 「今のは? なんの音やったんや~?」


 気になった夫は、家を出て裏庭へ向かいました。





  ・・・裏庭の畑・・・


 裏庭へ来た夫は何かを見て!  驚きました!


夫 「おまん!! 何しゆうぜよ!?」


 夫の見た者は! フロシキを顔に巻いた誰かでした!


フロシキを顔に巻いた誰か 「!!!」


 夫は歩み寄り、足元を見ると、たくさんの野菜の残骸がありました。


夫 「あんた?野菜泥棒かい?(汗)」


フロシキを顔に巻いた誰か 「……」


夫 「姿をあらわすぜよ!」


 夫は「フロシキを顔に巻いた誰か」のフロシキを取りました!



  その正体は……


  高僧。



高僧 「……」


夫 「うっ(汗) おまん・・遂に・・野菜泥棒にまで堕ちたのか?(汗)」


高僧 「むっ・・ワシは・・・は・ん・にん・・では・・無い・・証拠が・・・なか・・ろう・・・・」


夫 「クチを開けろぜよ!」


高僧 「・・こと・・わる・・・・」


夫 「それならこうぜよ!」


 夫は高僧の体をクチュクチュくすばしました!

 すると…


高僧 「うう・・・や・・・め・・・ろ・・・くる・・・しい・・・・・プハ!!」


 高僧の口から! なんと! 大根一本が! 飛び出てきました!


夫 「証拠が出たぜよ! おまんが野菜泥棒ぜよ!(怒) 今から、おまんを役人のトコロに連れて行くぜよ!」


高僧 「びしゃごの亭主よ・・・こんな些細な事で役人などと言うでない・・」


夫 「些細な事やと~?」


高僧 「そうじゃ・・・」


夫 「そうじゃ?」


高僧 「この畑の野菜は、元はワシがびしゃごに与えた、種から出来た野菜じゃ・・・ワシが一口くらい喰うてもかまわんだろう・・・のう? そうは思わんか?」


 夫は高僧の足元に落ちている、たくさんの野菜の残骸を見て・・


夫 「一口やと~?(怒)」



高僧 「そうじゃ。ワシは今、来て・・大根一つしか食べておらん。 しかも、おぬしのせいで吐き出してしもうたがのう・・」


夫 「ウソも大概にするぜよ! もう許しちゃるから・・ミクロ洞(高僧の住居)へ帰れぜよ!」


高僧 「びしゃごの亭主よ・・ワシは神仏に仕える身じゃ・・ウソだけは言わぬぞ・・」


注:幾度もウソをついてます。


夫 「じゃ~いったいダレが畑の野菜を食べたんじゃ~?」


 高僧は、己の口から飛び出て落ちた大根を拾い。


高僧 「コレ(大根)は貰って行く・・」


夫 「うん・・・ソレもう持っていきや」


高僧 「びしゃごの亭主よ・・・この野菜の残骸に・・近くで感じる強い恨みの念の邪気・・・不吉な予感がする・・・気をつけるのことじゃ・・・南無阿弥陀仏!!」


夫 「不吉やと?(また変な事を言い出したぜよ・・)」


 高僧は何処(ミクロ洞)へ…



 

 その頃…


 タヌキの巣では、おさごの畑の野菜をたらふく食べた……

 タヌキ一家(父・母・子(長男)・妹)の姿が、


父◉◉ 「ギュ~♪ (美味かったな~♪)」


母◉◉ 「ギュー♪ (ええ♪あなた♪特に大根が肉厚もあってとても美味でした♪(*´ω`)」


妹◉◉🎀 「ギュー・・ (アイツ(夫)も コレに懲りて・・もう二度と悪さをしないわね・・・ゲップ(^^)」


父◉◉「ギュー・・ (そうだな・・・ゲップ('ω')」


 その時!!

 子タヌキの長男が!


長男◉◉ 「ギュー!!(お父さん達!何を言ってるんだい!(怒)」


父◉◉「ギュ? (どうした?息子よ?('Д')」


妹◉◉🎀 「ギュ・・?(どうしたの・・お兄ちゃん?(;'∀')」


長男◉◉#  「ギュ・・(まだだよ・・こんなのまだ・・序の口さ・・)」


父・母・妹タヌキ 「・・・」


長男◉◉ 「ギュー (友達のカラス君から聞いたら・・アイツ(夫)は村一番の出来損ないの人間で漁師をしてるらしいんだ」


父◉◉ 「ギュ~? (それが どうかしたか?('ω')」


長男◉◉ 「ギュ~ (つまりさ・・まったく魚を釣る事ができないアイツ(夫)は・・あの畑が無くなれば・・飢え死にするのさ・・」


母◉◉💧 「ギュ? (まさか・・お前?(*´Д`)」


長男◉◉「ギュー!! (カラス君も誘って・・昼はカラス君・・夜はボクら(タヌキ一家)で・・・あの畑を全滅させようよ!)」


 子タヌキ(長男)の呼びかけに…

 家族は沈黙していましたが…


妹🔥🔥🎀 「ギュー・・(ワタシやる・・・だって、アイツ(夫)はお兄ちゃんを殺そうとしたんだもん・・まだまだ許せない・・ゲップ)」


母🔥🔥 「ギュー! (ワタシもやる! あの畑の野菜を根っこも残らないくらいに食べてやる!('Д')」



父◉◉「・・・」


長男◉◉💦 「ギュー!? (お父さんは・・反対なの!?)」



父◉◉ 「ギュ・・ (息子よ・・・やっと一人前になったな・・(しみじみ))」



長男◉◉ 「ギュ? (じゃ~やるんだね!?)」



父◉◉ 「ギュー・・

    (ああ・・10日後には・・

     アイツ(夫)の畑は・・



✨✨✨✨✨✨✨✨

✨🥒 🥬 🥬 🥬 🥬 🥬✨

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✨🥒🥦🥦🥦🥦🥦🥦✨

✨🥒🥦🥦🥦🥦🥦🍆✨

✨✨✨✨✨✨✨✨

      

     から・・



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 ●● 💀💀 ●● 

 ●●●●●●● 😞≪おさごと夫よ、南無阿弥陀仏……



    こうなるであろう・・(ニヤリ)」

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