その後
なんだかよく分からない出来事から数日が経った。
日常は神社に通う前に戻った。私はクラスの厄介者で、声のでかいグループからは距離を置かれている。特に話す相手もいなくてずっと独り。
……少し違う。今は独りじゃない。
「おはよう。浦波さん」
最近増えた日課。教室に先にいた浦波さんに挨拶をして後ろの席に座ること。
すると浦波さんはこっちを向いて、ふわっと柔らかい笑みを浮かべた。
「おはよう篠さん。今日も早いね」
「そっちこそ。暇なの?」
「朝やることないから。それに、予習しないと授業に追い付けないし」
「勉強してんの? えらいね。私はやる気になんないよ」
自分の気持ちに気付いてからすぐ、彼女に想いを打ち明けた。罪悪感、自責の念から避けていたこと。それとは別に、友達になりたい、と心のどこかで思っていたこと。
放課後に時間を作って洗いざらい白状。罵倒されてもいい、いっそ無視するようになってくれれば、と考えていたが彼女はこう返してきた。
『ともだち……ありがとう。これからよろしくね、篠さん』
最も望んでいたが、絶対来ないだろうと予想していた返事。OKを貰ってからしばらくは放心状態で、改めて赦してくれるのかを訊くとノータイムで首を縦に振ってくれた。あえて言おう、この子は天使か?
そんなわけですっかり仲良くなり、荒み切っていた心が少しずつ潤っていくのを感じていた。
そして別の想いが私の心に根付いた。使命といってもいい。それは浦波さんを守ること。これから二度と、嫌な思いをさせない。元々彼女をいじめていた私が傍にいると一生蒸し返すことになってしまうかもしれない。もし彼女が拒んだなら、それは私が死ぬ時。これが私の覚悟だ。
「篠さん? 怖い顔してどうしたの?」
「ん? ――ああ、ちょっと考え事。なんでもなーい」
「そう……ね、ねえ、篠さん。一つお願いがあるんだけど、いい?」
小さく首をかしげる浦波さん。臆病な雰囲気とあいまって小動物みたく見える。なんとなく、バカ連中が手を出していた理由が分かった気がする。標的にしやすいし、ペットのような可愛さがあるからか。
それはさておき。
「いいけど。できる範囲でね」
「うん。えっと、ね。その」
「ハッキリ言い。遠慮はいらんて」
「じゃ、じゃあ――名前」
「……ふむ?」
指を絡ませ、うつむきがちに言う彼女。名前が、どうしたっていうのか。
「名前、ね。下の名前で呼びたいなって」
「そんなこと、でいいの? もっとこう、お願いっていったらもっとあるじゃん?」
「ダメ、かな?」
「いやダメじゃないけど。他にさ――いやいい。本当にそれでいいの?」
と訊くと浦波さんはこくりと頷く。うつむいているからちゃんと見えないけど、真っ赤になっているっぽい。あざといなこいつ。別にいいけど。
「いいよ。私の名前分かる?」
「えっと、実は……ごめんなさい」
「いいのいいの。気にせんで。香、私は篠香」
「香……香ちゃん」
「ちゃん付けは勘弁してくれ」
「香ちゃんがいいな。私は蘭だよ、浦波蘭、です。よろしく、香ちゃん」
結構強引……見かけによらず頑固なところがある、ってか。香ちゃん、か。うん、悪くない。
「蘭。蘭って呼んでいいよね?」
「できれば。お願いは一つって言っちゃったから」
「変なとこで律儀な子……じゃあ勝手に呼ばせてもらうから。改めてよろしく、蘭」
「うんっ。よろしく、香ちゃん」
下の名前で呼び合う。ただそれだけなのに、不思議と楽しいと感じる。昔はそんな風に思ったことはなかったのに。これが、本当に友達を作るってことなんだろう。
浦――蘭となら、私は変われる。ひとまずは、彼女のために尽くそう。
「あっ。ねぇ香ちゃん、さっそくなんだけど、今日一緒に帰らない? 道、途中まで同じみたいだし」
「うん――……っと、ごめん。放課後は用事が」
「そうなんだ。なら、しかたないよね。また今度に」
「助かる。今度は私から誘うよ」
蘭は申し訳なさそうに目を伏せる。彼女が悪いわけじゃないのにこんな顔をするなんて。背負いすぎっていうか、いい子すぎる。
すぐ先生が来たので会話は突然終わりを迎える。どうにかフォローしてあげたかったが、友達歴数日の私ではうまくできない。ない頭振り絞って思い浮かんだ方法は、せいぜいジュースをおごるくらいなものだった。
授業が終わり部活をサボって、蘭に「またね」と告げて、ある場所に足を向ける。ここ最近ずっとそうしている。暗がりの中にあるはずの『答え』を求めて。
向かった先は、七ちゃんの神社――否、神社があったはずの場所。いつ来ても鳥居も階段もない。昨日から入口あたりに注連縄が張られており、お気持ち程度に侵入を防いでいる。
私は毎日ここに立ち寄っては、意味もなく頂上を見上げている。この行為には本当に意味などない。どうせもうあの景色と、七ちゃんには出会えない。そんな気がしてならないからだ。
「ムダだよなぁこんなこと。七ちゃん、元気、かな……」
「――もし、そこの学生さん」
思考がぼんやりしてきた時に誰かに声を掛けられた。我に返り周りを見ると、ちょっと離れたところに、数珠を持ち法衣を来た男性が立って私を訝しげに見ている。
「私……のことですよね。なんですか?」
「少々気になったもので。何かを憂いている。それに、ここに人が立ち止まることは滅多にないことですから」
「と、いいますと?」
「元々この上には神社がありました。しかし百年ほど前まで、ですが。それを知っているのはこの地域で長く住んでいる人か、その手のことに詳しい人だけです」
「その手って、怪物のお話、ですか」
上で起きたことを思い出しながら言うと、お坊さん(だと思うけど)は確信を得たように強く頷いた。
「……あなたは後者の人間ですね。それも、直接関わったことのある。よくご無事で」
「やっぱり前にもいたんだ、憑りつかれた人――あの、知ってたら教えてください。神社のこと、七ちゃ……お狐様のこと」
知りたい。あの上で起きた真実を。手がかりがなければ諦めていたが、目の前にあるなら話は別。俄然探究心が勝る。
にじみ出る覚悟を察してくれたのか、お坊さんは注連縄を外し「どうぞ」と促してきた。
「望むなら上を見せましょう。上りながらお話いたします。どうぞ、私の後ろに」
そう言って草木の中に分け入る。右に左にふらふらしているように見えたのだが、よくよく見ると人ひとり分の足場があるのが分かった。時折出入りしていたんだろうか。私はお坊さんの後をそのまんま追って上っていく。
少し上ったところで、ぽつぽつと話してくれた。
「大変でしょう。もう整備はされていないんです。あるはずのものがない以上、整える必要もないですからね」
「は、はぁ……あの」
「分かっています。あなたが知りたいのは『根無しの怪』、でしょう?」
「ねなし? 狐の神隠しとかではなく?」
「元はお狐様のお話ですよ。どこまでご存じなのでしょうか」
私は必死に記憶を探る。七ちゃんと過ごした神社でのこと。
「お狐様が祀られていたんですよね。幸せと不幸を操る狐がいて、近くの村に信仰されてたって。でも地主が力を奪ってしまって、暴走させちゃって村は滅んだ」
確か最初の頃に話してくれていた内容。あの時はただの伝承だと思っていた。思い返せば、あれはきっと、七ちゃん自身が見てきたことだったのかもしれない。お坊さんは聞き終えると「なるほど」と頷いた。
「最も簡略化されて伝わっている話ですね。ですがその通りです。あなたさえよければ、真実をお伝えしますが」
「お願いします」
「では――地主が力を奪うところまでは同じです。ではどうやって奪ったと思いますか?」
突然問いを投げられた私は「分かんない」と口走ってしまった。授業中に不意に当てられた時とおんなじ反応。そんなこと気にも留めず、お坊さんは続ける。
「尾を、切り落としたのです。お狐様の尾には火が灯ったものがあり、そこに妖力が込められていたのです。それを切って力を奪い、永遠に繁栄が続くようにしようとした。それは叶いませんでしたが」
「それで、どう滅んだんです?」
「力は人の欲を、悪意を取り込み肥大化し、独立した物の怪へと進化してしまったのです。まずは地主、次は近所の住人と宿主を変え、無造作な幸運で有頂天になったところを喰うのです。欲で膨れた魂をね。そうして、村中の人間を取り殺したのです。
特定の居場所を持たず、宿を転々とするさまから、この物の怪はこう呼ばれたそうです。『幸せ喰らう、根無しの怪』。私としては、物の怪に名を与えるのはよろしくないと思うのですがね」
私に降りかかった幸運の真実。根無しの怪、まさに怪物。七ちゃんの言う通り、あやうく死ぬところだった。どうにかしてくれてなかったらと思うとゾッとする。
「んー……でも、そのままにしておくと他の村にも被害が出たんじゃないですか? 誰がその、封印、したんでしょう」
「お狐様自身が手を貸してくださったのです」
話が再開したのは、ちょうど鳥居のトンネルがあった場所に差し掛かった時だった。
「生き残っていた村人と協力し、物の怪を境内におびき寄せました。当時村を訪れていた陰陽道に通じる術氏が陣を張って動きを止め、その間にお狐様が拝殿に封じ込めたのです。それからは――
……っと、着きましたよ。まずはご自分の目で確かめてみてください」
気付けば頂上。数段下の位置にいるので境内はまだ見えない。入口にあった立派な鳥居があったはずなのに、それも既に朽ち果て苔むしている。
お坊さんの隣を抜け、おそるおそる中を覗き込む。まだあの怪物がいるんじゃないかと思うと今すぐ引き返したくなる。
が、その思いは一瞬で吹き飛ぶこととなった。
「あ、あれ? なんにもないなんて……どうして? おっきな拝殿がなくなってる……あれっ?」
「まるで見てきたような物言いですね。言っておきますが、ここが盛期だった時にも御社殿はありませんでしたよ。あるのは中央の……あれです、小さい祠。一緒に見ましょう」
お坊さんと一緒に祠まで行き中を見せてもらった。といっても扉は外れていたのだけど。
中にはちんまりとした狐の木像が倒れている以外何もなく、神秘性がみじんも感じられない。ただの祠だ。
「見ての通りですよ。形式的に祀ってあるだけで何のご利益もない場所です。言ってしまえば、ただの真似事」
「では、なぜこんな場所を」
「さっき話したことを覚えていますね。お狐様が拝殿に物の怪を封じ込めたことには続きがあるんです。
拝殿内に物の怪を閉じ込めて人々を境内から追い出してすぐのこと。猛烈な風が吹き荒れたのち、世にも奇妙なことが――存在していたはずの拝殿が、境内の敷地ごと消えてしまったのです」
「消えた?」
「はい。空間丸ごと切り出したかのように奇麗さっぱり。残ったのは、これと同じような小さな祠だけ。生存者たちは皆口を揃えて言ったそうですよ、『まるで神隠し』と」
語りながらお坊さんは祠を撫で、木像の位置を直していた。
「この祠……いえ空間一帯ですが、立ち会った術氏が建てたものです。お狐様の命を受けてのことだそうで。祠を建てろ、と。これについては詳しく伝わっていません。なので、ここからは私の推測です」
「ぜひ、お聞かせ願えますか」
「ありがとうございます。では。
おそらく、お狐様は物の怪ごと空間を移動しているのだと思います。一つの場所に留まれば迷えるものが引き寄せられ、喰われてしまう。それを危惧し、ここ以外の、各地に建てられた祠を目印に転々としているのだと、考えています」
この推測は合っていると思う。そうすると私が神社に行けたことに納得がいく。
初めて神社に行った日がまさに、空間が留まっていた日だったんだろう。そこに『根無しの怪』が憑りつきやすい状態の私が迷い込むことになってしまった、と。全く持って運がない。
とりあえず、あの化け物の正体や神社の謎は完全に理解できた。
そんなことより、私が知りたいことがある。ずっと一緒にいた、七ちゃん――もとちお七のこと。話だけ聞けば間違いなくお狐様の化けた姿だと考えられる。
九本の尾の内二本がない狐。もしくは二本の尾が力の象徴として、残るは七本の尾、つまりお七。短絡的だけどほぼ正解じゃないのか。
幸い答え合わせはすぐできる。知ってそうな人が目の前にいるんだから。
「あの、一つ聞いてもいいですか?」
「ええ。知っている限りお答えしますよ」
「その生き残りの人か、関係者に、お七という名前の人はいましたか? もしかしてお狐様のお名前だったり」
と訊くと、お坊さんはギョッとした顔で私を見てきた。これだと次に言うことは『どうしてそれを知っている』かな。
「お訊ねしますが、親類にこの事件に関りが?」
「一度も聞いたことないですねこんな話」
「そうですか……ではなぜ、それを知っているんですか?」
ビンゴ。本当に当たるとは。
冷静さを取り戻したお坊さんにすかさず「いたんですね」と切り返す。驚きがまだ抜けきってないのか、のっそりと首を縦に振った。
「あなたの言う通り、お狐様が名乗っていました。とても友好的で、『様をつけられて崇められるよりいい』と仰っていたとか。お七というのは、その村を訪れる前に仲良くなった少女から貰った名、といわれています。決して切られた後の尾の本数ではないですよ」
なんとも七ちゃんらしい。あの性格なら確かに言いそうなことだ。なんというか、大勢の人と仲良くなってのし上がるタイプ。多少強引に契約とりつけてそう。
「こんなところでしょうか。私が知っているのはこれだけです」
「いえ、十分すぎるくらいです。とても興味深いお話でした。」
「こちらこそ。お狐様のお名前を、学生さんから聞くことになろうとは思いませんでした。……今度はこちらからお訊ねしてもよろしいでしょうか?」
「は、はい。なんでしょう」
「妙な事だと分かっています。ですが、訊かずにはいられないのです。もしかして、あなたは『根無しの怪』に巻き込まれ、お狐様を見たのではないですか? そうであるなら、お狐様は、どんな状態でしたか?」
お坊さんの表情は、怖れと好奇心が入り混じった色で染まっていた。そして質問も、とても真剣に訊いているのが分かる。本当に知りたがっているんだ。
……いやーしかし、どう答えるべきか。化け物がどういうもので、どんなことをされたか。七ちゃんは巫女姿の幼女だったと言えばいいのか? んなわけあるか。
どんなに考えてもいい答えは浮かばない。でも、七ちゃんと一緒の時間を過ごして分かったことがある。
「お七は……いいえ、七ちゃんは今でも正しい心を持っていました。あと、後悔もしてて。きっと今も、どこかで戦ってると思います。誰も憑かれないように」
「そうですか……分かりました。学生さん。あなたが体験したであろうこと、決して口外せず、心中に留めておいてください。怪異というのは伝染します。あなたで被害を食い止めるのです」
「分かりました。ま、誰に言っても信じてもらえないでしょうからね」
「それもあります。ですが、私は信じますよ。そういった話は、嫌いではないのです」
では戻りましょうか。お坊さんは最後に祠に手を合わせ、一足先に鳥居の外へ。
私は祠と、拝殿があった場所に向かって二礼二拍手、一礼。
――七ちゃん見てて。自分の力で幸せ見つけるから。それと。
「友達、できたんだ。七ちゃんの後押しのおかげだよ。ありがとう……さようなら」
頭をあげ、外へと足を向ける。
もう振り返らない。そして忘れよう。新しい友達と、新しい未来に向かうのだから。だから、さようなら。
(――友達を大事にな。頑張るんじゃぞ)
「っ!?」
鳥居をまたいだ瞬間、やけに馴染んだ声が聞こえた気がした。どこか上から目線で、テンプレ的なのじゃろり口調の少女の声。
後ろを見たい。また顔を合わせたい。でも、あたしは。
「…………じゃあね」
必死に想いを封じ込め、階段に足を掛けた。
「らーん。一緒に帰ろっ」
次の放課後。
授業が終わってすぐ蘭の肩を叩く。少しびくっと震えてから私を見て、困惑まじりで微笑んだ。
「今日は大丈夫なの?」
「もちろん。だから声掛けてんの。蘭はオッケー?」
「うん、準備ばんたん。あ、あの……」
「どったの?」
なにか言いたげにしていたのでさっさと訊く。案の定簡単なことだった。
「名前呼んでくれてありがとう。この間は、私に合わせてくれただけなのかもって、反省してて」
「反省って……くふふ、そんなに考え込むことないって、律儀だなー。もっと気楽にいこーぜ」
「そう、かな?」
「そーなの。ほら行くよ」
もじもじしているのを無視して学校外に引っ張り出す。このままだと水の掛け合いで教室すら出られなくなるだろうし。
歩きなれた帰路。今日はそこに友達というアクセントが加わって、鮮やかに色付いている。授業の愚痴を言い合っているだけで満ち足りた気分になる。
「いや数学のザッキーさ、絶対あたし狙って指名してるって。数学できないって知っててやってるわ」
「偶然って言えないくらい当てられてるもんね」
「ホントそれ。今度から数学サボろっかな」
「それすると補習確定しちゃうよ、ふふっ。……香ちゃん、雰囲気変わったね」
「そう?」
そうだよ、と即答する蘭。言うほど変わってるか? と思うけど、自分でそう思っているだけで周囲からすれば違うんだろう。
「明るくなった。あと、何かを決めた感じ」
「あいまいだね」
「なんとなくってだけだから。でも、いいこと、あったでしょ」
「んー……まぁね」
いい思い出は、できたかな。
七ちゃんとの話は、誰にも話さないと決めている。たとえ蘭であっても――いや、蘭相手だからこそ。彼女に何かあってはいけないし。
「あたしのことは気にしないで。なんかテンションおかしくなってる程度よ」
「あー、なるほど」
「なるほどってなんだよ!」
「ごめんなさい――ふふっ」
これからの学校生活、蘭と一緒に頑張っていこう。彼女となら楽しく過ごせそうだ。
怪異に取り憑かれて私が死んだ。そして今のあたしがある。本当の自分。
思い出と、唯一無二の友達と共に、新たな幸せを掴むんだ。
明日から真に心機一転、頑張っていくぞ。
「おっ、自販機。ちょうどいいや――ねー蘭、なんか飲む? おごるけど」
「いいの? もったいなくないかな、私になんて」
「気にしないで。あたしが好きにやるだけだから。ジュースにする?」
「じゃあ……紅茶が、いいな」
「おっけー。ほい、紅茶――マジか当たった。ラッキー」
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